TOEICリーディング対策には洋書を読むのがベストである8つの理由

TOEICの点数を伸ばすにはリーディング対策は大きなカギです。リスニングは比較的簡単ですから伸びやすいのですが、リーディングの点数が伸びずに伸び悩む人は少なくありません。ではどうすればリーディング力を楽しく、しかもできるだけ短期間で伸ばしていくことができるのでしょうか?

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【内容の要約】

  1. [問題点]なかなかリーディングの点数があがらない
  2. [解決策]興味のあるビジネス洋書をどんどん読む
  3. TOEICリーディング対策にビジネス洋書を読むのが効果的な8つの理由

1.[問題点]なかなかリーディングの点数があがらない

TOEICを勉強し始め、受験し始めると多くの人が感じるのが「リスニングは点数が上がるけど、なかなかリーディングが上がらない」ということです。TOEICのリスニングは案外簡単で、少し集中的に勉強することで満点を取る人も結構出てきます。しかし、長文はなかなかそうはいきません。

多くの人は受験の制限時間内に長文問題のパートが終わりきらず、制限時間終了間際になって、ヤマカンでマークシートを20〜30問くらい埋めていくハメになってしまいます。これではなかなか点数はとれません。

では、TOEICでリーディングの点数がとれるようにしていくためには、どうしたらいいのでしょうか?TOEIC用の問題集や過去問で成果がなかなかでない場合、他に何か良い方法はないのでしょうか?

2.[解決策]興味のあるビジネス洋書をどんどん読む

読書猫TOEICのリーディング部分の点数を上げていきたい場合に非常にお勧めするのが「興味のあるビジネス洋書をどんどん読んでいく」というやり方です。このやり方は非常に効果があります。早い方は3ヶ月〜半年ほどで効果が出ます。ソフィーの通信講座で半年ほど洋書を読むことをした後、特に長文対策の問題集などをした訳ではないのに、一気に100点も長文部分が上がってしまった人もいます。

また多くの人は「これまでリーディングの部分が時間内に終わったことがなかったのに、ソフィーを始めてから最初に受けたTOEICでは、なんと時間が余って、見直しまでできたんです!」と興奮気味に報告してくれます。

ソフィーはもともと「経営者向けのビジネス洋書を読んで情報収集するための講座」だったので、TOEICのことなんて全く考えていませんでした。だから、最初はこういう声が出始めたときに、非常に驚きました。

3.TOEICリーディング対策にビジネス洋書を読むのが効果的な8つの理由

ビジネス洋書を読むことで、TOEICのリーディングが上がる事例が出てきてから、「どうしてそういうことが起こるんだろう?」と考えるようになりました。TOEICのテストで点数を上げるなら、そのテスト専門の問題集をやったりしたほうが、効果的なような気がするのに、なぜその方法でこれまで点数が上がらなかった人の点数が一気にのびたりするんだろう?といろいろ考えました。

長い時間をかけて、行き着いたその答えが、次の「8つの理由」です。

【理由1】 大量の英文をインプットできる

TOEICのリーディングの問題を一問一問解いていく作業をしても、実は英文のインプット量はそれほど多くはなりません。なぜかというと、「解くために考える時間」が結構かかってしまうからです。

それに対しビジネス洋書を読んでいく場合は、「解くために考える時間」はかけないわけで、その分どんどん次から次へと英文を頭にインプットすることができます。そのためにトータルの勉強量が同じでも、英文のインプット量にはかなりの違いが出てくると思われます。

【理由2】リーディングのスピードがはやくなる

問題集などをやっていると、じっくり読み込んで考える、ということをやってしまうので、「読むスピード」はなかなか上がっていきません。むしろ「ゆっくり読む」練習を行っているようなものなので、実際のテストでは最後まで問題を解き終えることができなくなってしまうわけです。

ところがビジネス洋書を読んでいると、どんどんとはやくインプットをすることをしていくので、リーディングのスピードは増していきます。そのため、TOEICのテストでも最後まで問題を解き、見直しの時間までできたりするのです。

【理由3】 英文の内容が面白いから、集中できる

TOEICの長文は、正直言って面白い内容のものではありません。面白くない文章は、当然読んでも面白くありません。面白くない文章は日本語だって頭に入らないでしょう?その面白くない文章が英語ならなおさらです。つまらない英文を読んでも、つまらない。だから集中できない。だから成果が出にくい、わけです。

それに対し、自分が興味を持って選んだビジネス洋書は面白い。ビジネス洋書は読者に喜んでもらおう、面白がってもらおう、と思って必死で書かれた文章ですから、当然TOEICのテストのために書かれた文章よりも面白いわけです。しかも自分の興味にあわせて選んでいるわけですから、まあ、面白い。面白ければ、集中できる。集中できれば、頭に入る、のです。

【理由4】英文の内容が面白いから、継続できる

TOEICの長文は、面白い内容ではありませんから、読むのが苦痛です。苦痛なことはなかなか続きません。続かなければ成果は出せません。

ところが自分の興味に会わせて選んだビジネス洋書はずっと面白い。面白ければ続けられる。続けられれば成果が出やすくなります。

【理由5】ビジネス洋書の内容は現実に役立つ

TOEICの長文は読んだところで、その理解した内容は現実に応用できたり役立ったりするものではありません。

でも、ビジネス洋書の内容は、理解した内容は、すぐに自分の仕事や生活に応用できるかもしれません。自分が困っていることにその知識を試してみて、それを改善することができるかもしれません。得た知識を使ってもっと売り上げを上げたり、もっと他人のことを理解したり、もっと経済のことを知ったり、もっと誰かを幸せにしたりすることができるかもしれません。

【理由6】英会話力もアップする

ビジネス洋書を読むと、英語で話せる話題ができます。経済の本を読めば経済の話題が話せるようになりますし、習慣についての本を読めば習慣について話せるようになります。日本語で読んでいれば、頭の中で翻訳しながら話さなければいけないかもしれませんが、洋書を直接読んでいれば、そこで出てきた単語をそのまま使って表現すればいいので、より自然にその話題について話をすることができます。だから英会話の力も自然にアップします。

【理由7】かっこいい

たとえばカフェに行ってTOEICの問題集をやっているよりも、カフェで洋書を読んでいる方が圧倒的にかっこいいです。かっこいいことは気分がいいので、当然続けやすいです。

【理由8】自信がつく

かっこいいことを続けていると自信がつきます。自信がつくとその自信が自分のモチベーションアップや集中力アップへとつながっていきます。その結果さらに自信がつく、という好循環が起こりやすくなります。


以上のような理由から、TOEICのリーディング対策を本気でしたい人は、ビジネス洋書を読むことを心からおススメします。楽しいし、ビジネスや私生活にも役立つし、成果もあるのなら、やらない理由がない、と思うのです。

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