英語ペラペラへの3ステップ:洋書を使った英語ペラペラへの道

洋書を読んでいくだけでもリーディング力に加えリスニング力やスピーキング力は上がっていくのですが、さらにちょっと工夫を加える事で学習効果を促進し、英語の聴く力や話す力を同時に上げていきやすくなります。今回はそのための具体的な3ステップを紹介してみたいと思います。
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好きな洋書を選んで読みながら英語力を高めていくやり方は、他のやり方に比べて楽しく、インプットできる英語の量が圧倒的に多いため、非常に効果的なやり方です。自分で興味のある洋書を選んでいくので、インプットする英語の表現たちはおのずとあなたらしいものとなります。

万人向けに作られた英語の教材をいくらインプットしても型にはまったロボットのような英語しか話せるようになりません。しかし自分の興味で選択してインプットし続けると、あなたにしかないパターンのインプットが行なわれるため、自然とあなたの中にあなたらしい英語表現が育っていきます。

たとえば「洋書 英語力」などで検索すると、実際に洋書を読むことをして英語力を上げた人が結構いることがわかるでしょう。

洋書を使って英語ペラペラになるための3ステップ

ただ、英語力アップの効果を最大化するには、洋書を「読む」ことにプラスして、「聴く」とか「見る」を加えることがおすすめです。ではそのステップを具体的に、別記事で紹介した”Getting to Yes”を例に挙げながら説明してみましょう。

【STEP1】洋書を読む

GettingToYesまずは自分が興味のある洋書を選んで読んでいきます。子供用の絵本などを選ぶのではなく、自分の興味がある内容のものを選ぶことが大切です。なぜならば興味があるものでないと、なかなか継続的に学習を続けられないからです。いくら英語の絵本なら内容がわかるからといって、それを選んで読んでいっても、内容に興味がなければ読み続けていくことができません。

できれば小説などよりもビジネス書や実用書のようなもののほうが良いと思います。ビジネス書や実用書系のものは章立てがしっかりしており、目次を見ただけでもその構成から大まかな内容が推測できたりするので、読みやすいからです。それに対し小説は「読み手の予想を裏切る」のが大切だったりしますから、全体の構成が予想しにくく英語初心者には難しい事が多いです。また小説のほうが表現が豊かですが、その分英語初心者には語彙が多く読みにくかったりもします。

ビジネス系の本を読んでいく時には、義務教育の時に習った一語一句訳していくような読み方は辞め、目次から始めて次第に細かいところを読み込んでいく、という「全体から部分へ」という読み方が有効です。さらに具体的には以前紹介した「洋書の読み方」に関する記事などを参考にしてみてください。

【STEP2】オーディオブックを「聴く」

audible-smart-phoneアメリカは車で長距離出張をしたりすることが多いからだと思うのですが、多くの本にはその本を読み上げた「オーディオブック」があります。”Getting to Yes”もオーディオブックがありますので、洋書を読むのと平行して、移動中などにオーディオブックもあわせて聴いていきます。http://amzn.to/1tTmwsq
ただ、オーディオブックをCDで購入すると、CDが5枚とか6枚とかになってしまいます。(”Getting to Yes”の場合は6枚です)
これを持ち歩いたりするのは大変だ、とか、扱いが面倒で嫌だ、という場合はAudible.comというところ(Amazon.comの子会社です)でオーディオファイルをダウンロードできます。こうすればスマートフォンなどに全部ダウンロードして持ち歩いたりするのに便利です。
http://goo.gl/rfVvQM

【STEP3】著者が実際にそのテーマについて話しているのを「見る」

日本の著者はまだまだ少ないですが、アメリカで本をビジネス書や実用書を出版している著者は大半が自分のスピーチ動画などを公開しています。ですから著者の名前でYoutubeなどを検索し、その著者の動画があれば見てみましょう。著者が実際に話しているところを「見る」ことで、その後洋書を見た時に、本人の声が聞こえるような気がしてきたり、直接本人が目の前で熱く語りかけているように思えたりしてきます。
“Getting to Yes”は著者が複数いますが、そのうちの1人ウィリアム・ユーリー氏はTEDで名スピーチを行なっています。日本語字幕もついていますので、これも洋書とあわせて「見る」とかなり洋書が「立体的」に感じてくるでしょう。

最近の脳科学では五感の複数の感覚を刺激すると学習効果が飛躍的に高まることは良く知られています。この方法だと「読む」「聴く」「見る」ことにより複数の感覚を刺激できるため、非常に効果が上がりやすくなります。

まとめ

実際にやってみるとわかりますが、【STEP1】だけでなく、【STEP2】も、そしてさらに【STEP3】も、と進んでいくうちに、実際に口に出して言葉を言ってみたくなったり、著者の身振り手振りを自然としてみたくなったりもしてきます。

こういうことを数冊行なっていくと、英語力はグングンとアップし、一歩一歩「英語ペラペラ」へ近づいていきます。興味があれば”Getting to Yes”などを使ってぜひこのアプローチを試してみてください。自分一人で読んでいくのが難しそうな場合は通信コースの短期コースもお勧めです。

Getting to Yesを原書のまま2ヶ月で読めるようになる通信コース

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