2010年4月〜6月の通信コース講座

あなたにもイノベーションが起こせるようになる!

Drucker Management101 – ドラッカー経営学101

0060851139 【ドラッカー経営学101】 "Innovation and Entrepreneurship" by Peter F. Drucker

テキスト代:1,700円(税込 1,870円)

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ピーター・ドラッカー。「経営学の父」と呼ばれる彼の名前を聞いたことがある人は少なくないでしょう。

2005年に95歳で他界しましたが、それまでに多数の著作を残し、その多くがアメリカでも日本でもベストセラーになりました。

実際にあなたも彼の著作を手にとって読んでみたことがあるかもしれません。

私も20年近くも前に何度かドラッカーの邦訳版を読みました。ただ、その時は「ちょっと小難しいな」「なんとなく読みにくいな」と感じたのを覚えています。

ドラッカーの邦訳版を読んで同じように感じた人は少なくないのではないでしょうか。

当時はまだ「翻訳の限界」の問題についてあまり実感していない頃でした。

ですからこの「小難しさ」や「読みにくさ」が「翻訳の限界」からくるものだとは考えてもみませんでした。

今ならすぐに原書に当たってみるのですが、当時はそんなことは思いつきもしませんでした。

そしてそれからしばらくドラッカーの著作からは疎遠になっていました。

ところがコピーライターの糸井重里さんが運営しているほぼ日新聞というサイトでドラッカーの研究者として有名な上田惇生さんのインタビュー記事を読み、急に原書に当たってみたくなりました。
http://www.1101.com/drucker/

そしてその内容に大きなインパクトを受けました。

何というか、その言葉が頭に届く、というよりはハートやお腹に届く感じがするのです。

そして表面的に理屈だけ理解するのではなく、腹に落とした深い理解ができる感じがするのです。

その英語は中学生でも分かるようなシンプルな単語を使って語られており、決して「小難しい」ことはありません。

日本語で読んだときと比べ数倍以上の感動と理解がありました。

また、今の混乱した世の中で会社運営していくためのいろいろなヒントとアイデアが浮かび上がってくる感覚がしたのです。

これはぜひ日本の多くの人にもドラッカーの著書を原書で読んでみてほしいと思いました。

彼の著書はたくさんあるのですが、今回はその中から"Innovation and Entrepreneurship"(邦訳版タイトル『イノベーションと企業家精神』)を選びました。

今世の中では「まったく新しいもの」が求められていることは確かで、「それが何なのか」を見つけ現実のものとして形にしていくことはまさに「イノベーションと企業家精神」であると思ったからです。

この"Innovation and Entrepreneurship"は1985年に出版されたものですが、今読んでもまったく古さを感じません。それどころか逆に新しさや新鮮さを感じます。そしてなにより非常に実践的です。まさに「今の時代にピッタリ」といった気がするのです。

この講座であなたが学べること

ではこの「ドラッカー経営学101」で学べることの一部を上げてみましょう。

  • イノベーションを意図的に起こすことは可能か?
  • もしイノベーションを意図的に起こせるならばどのようにすればできるのか?
  • イノベーションを起こすための「7つの源」とは何か?
  • まったく新しいものを作り出すためにできる「5つの行動」とは何か?
  • まったく新しいものを作り出すために「行ってはならないこと」とは何か?
  • イノベーションが組織で起こるための「3つの条件」とは?

この他にもまだまだたくさんの刺激的で実践的な内容を学ぶことが出来ます。

お勧めする人

この「ドラッカー経営学101」は次のような方に特におすすめします。

  • ドラッカーの邦訳版を読んだことがあり、原書も読んでみたいと考えていた人
  • ドラッカーの著書を出来るだけ深く理解したい、と考えている人
  • 会社組織の中で「新しいもの」を作り出したいと考えている人
  • たとえば今のグーグルアップルのように「新しいもの」を次々と作り出す組織を育てたい、と思っている人
  • 体系的にイノベーションを生み出せる会社を作りたいと思っている人
  • 新規事業を起こしてみたい人
  • 新規事業にすでに携わっている人
  • 会社の古い風土をなんとか変えたいと思っている人

受講後に期待できる効果

"Innovation and Entrepreneurship"は1から10までのステップを示してくれるような「ハウツー本」では決してありませんが、ドラッカーの言葉を生で浴びると「何をすべきか」が自然に目の前に浮かび上がってきます。ぜひこの機会にこの講座の受講をおすすめします。

3ヶ月後にはまったく新しいものを創り出すための行動をすでに踏み出している自分がいるでしょう。

そしてこれから先、中長期的な視点に立って、自分が何をすべきかがかなり明確になり、きっとワクワク・ウズウズしているに違いありません。

「翻訳の限界」・・・ある言語を他の言語に翻訳する際、100%原書の意味やニュアンスなどを復元することは不可能である、という問題。コンピューターソフトのマニュアルなど物理的な操作を指示する文章の翻訳はかなり100%に近いところまで翻訳可能だが、行間にエネルギーが込められているような文章ほど翻訳が難しくなりどんなに優秀な翻訳者でもせいぜい原書の60%翻訳できればいいほうではないか、と思う。

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