Life Field Desinger養成講座 受講生の体験談

4月6日恵比寿キャンパスにて「『場を育てる人』を育てる講座」Life Field Designer 養成講座の修了式を行いました。修了式では3ヶ月間の振り返ってのスピーチと、学長から終了証の授与がありました。講座を受講していく中で起こった変化、学んだこと、成長したことこれから場作りを目指す人へのメッセージなどを受講生のみなさんに書いていただきました。6名の体験談を、おひとりずつご紹介していきます。

森本純子さん

「場に参加する」立場から、「場を作る」立場へと踏み出すには少し勇気が要ります。これを読んだ瞬間に、これはまさに今の私のための講座だ!と直感したことを思い出します。できない理由を探してばかりいた私が、どうすればできるかを考える自分でありたいと強く願いました。面倒くさがりの私が、三次まである選考に躊躇せず応募したことこそ、今思えば奇跡です。

最後の電話会議が終わった後、仲間から「純子さん、インテンション達成おめでとう!」とのメッセージが送られてきました。私はしばらく何のことかわからずにいました。「かつての会社にコーチング研修の場を提供する」LFD最初のバディミーティングで確かにそう書いていました。インテンションであることが完全に意識の中からなくなっていました。それくらいLFDでの学びには、意図達成よりも大切なことがたくさんありました。

最もインパクトがあったのは、「I-You」、つまり「人を人としてみる」というあり方、そんなあたりまえのことが、実はなかなかできていない自分に気づく。それだけのことでした。そして、誰かに喜んでもらうために時間をかけて準備すること、その時に自分自身も楽しみながらすること。そのためにはまず自分の心が安定していること、痛みを痛みと感じること、混乱の中に意味を見出すこと・・・

LFDのすべての始まりは、自分自身のあり方(=場)だということを実感しました。社会や外に向けて何かをすることではない。自分がI-Youのあり方でいると、周りにもI-Youの世界が広がっていく、とても自然に。

今回LFDで学んだことを意識して日々過ごしていたら、いつのまにか怖いと感じていたことすら忘れて一歩踏み出している私がいました。そこには勇気とか、ねばならない、とか、そんなものはありませんでした。自分にできることが思った以上にある、と学長がおっしゃった意味が今少しわかりつつあります。自分自身の内側にStillnessを。人の気持ちを、その人なりの声を、言葉だけでなく、きちんと聴くことのできる人でありたいです。

最高の講師&スタッフと、最高のLFDの仲間と、最高の場ソフィーに感謝をこめて。

J.K.さん

3ヶ月を振り返って。私個人のインテンションは、「我がためだけでない、他がための、演奏前後(お客さんの入場から退場まで)も含め、 その場を楽しんでもらえる、音楽ライブイベント。その姿を描き切り、メンバーやスタッフに理解・同意してもらい、小さな規模でも一度は、3月末までにイベントを実施する。」というものでした。学べたもののなかで、もっとも印象深く、個人のインテンションを達成するなかで、影響の大きかった4つを挙げます。

1. I-Youの心の在り方

リハーサルやそれ以外の機会で、バンドメンバーと接する時や、曲を書いているとき、当日会場へ向かう際、本番で、そして公演後、なるだけI – Youであろうとすることで、自分が出せるもの、できることに固執せず、相手がほしがっているものや、心の奥にあるものを、探し出そう、できれば与えようと、あり続けることができた。それが見つかったり、探し当ててられなくても、探そうとするその自分の心が、人間関係や、場の機能を高めるのに役立ったのを、実感できる機会が多くあった。また、無関心や無関与というのも、実は場に影響を与えていることも知った。いろんな機会で、自分の場への関わり方や姿勢が、変わってきた。

2.傾聴

上記1を行う上で、やはり、自分の伝えたいことに集中する前に、どれくらい相手のことを聴けるか、知ろうとするかで、コミュニケーションの質が高まり、それは時間を重ねるごとに、より高まる。私が「聴く」人であると認識されるごとに、話してくれる内容も質も、時間を追って高いものになる。どうやったらうまく伝わるかばかりを気にしていた傾向が私には強いがまず聴くことで、伝えたいことや、伝わる中身も変わるのを知り、うれしかった。

3.準備

減点パパ理論を持ち込んでの、具体的な人や顔を思いながらの準備で、これまででもっとも質の高い、楽曲やステージの仕込みができた。詞を煮詰めたり、アレンジを再考している時、「ストレスを感じたら、心の在り方が間違っているサイン」というTipsが、非常に有効だった。この在り方で準備したことを実施する際、当然、笑顔で行うのが容易になる。その威力は絶大ただと思う。クリエイティブであるために、このように準備を行うという視点を、新たに得られて、たいへんありがたいです。

4.Stillness

このStillnessを持ち続け、その状態で居続けられることが、人生の成功・達成であるという考えは、いままで自分の発想にはなく、まったく新しい教えだった。今回のライブでも、その後の暮らしの中でも、これを意識しながら過ごせるようになって、うまく実践できていないことも多いが、生きていく意義や目標が、これまでと違ったように捉えられるようになった。幸せのオプションが増え、人生に喜びが増したようでうれしい。

原田健也さん

突然ですが、ぼくの身の上話から(笑)この講座に申し込む直前に、働く業界を大きく路線変更していて、生活の変化の中で、悩みをいくつか抱えていました。お客さんと長く関係を築くためには、どう自分を磨くか、仕事上で、出会ったパートナーといかに信頼を築いていくか、家族と仕事のバランスをどうしていくか、などなど、ひょっとしたら、みなさんも抱えてらっしゃる悩みかもしれませんね。

そんな中、師走が近づく季節。悩みを解決してくれた出会いが突然、ソフィーからのメールで訪れました。「Life Field Designer養成講座(インターンシップ生)のお知らせ…」 ???ふんふん、「良い場を作ること」がテーマらしい。でも、ぼくは…ライフとフィールドとデザインって良い響きだなぁ。英語3文字で書いたら「LFD」!なんだかかっちょいい。講座内容にも、自分がパッと変われる魔法が潜んでいそうだ!そんな単純思考(selfishかな??)で申し込みました。

それから三ヶ月間。春が訪れ、この講座が終わろうとしています。あたり前かもですが、自分がパッと変われるマジックはなかったように思います(^-^;)だけど、もっと大切な、「深く長く育める学び – 原点 – 」をいただいたように思います。それは、

  • 相手のことを思い、準備をすること
  • そして、自分から相手へ触れ、共に創造していくこと
  • それが良い場の創造へとつながっていく

このプロセスを学び、ぼくの中で起きた変化は、たくさんありすぎて、ひとことでお伝えできないのですが、こんな感じ。

  • 【いままで】:とりあえず走りながら、考える
  • 【いま】:後ろに下がりながらも、力強く前進していく

同じ前へ進むのでも、相手のために進んでいるんだっていう意識が強くなりました。実際に、仕事上ではクライアントとの関係が深まり、重要な紹介をいただけたり、家族(とりわけ親)とは、はじらいもなく今後のことを話せるような変化が訪れました。大きな変化、というよりは、粘り腰的な変化です。

そんな変化を共にしてもらった仲間は、ぼくを含め6名。毎週一回の電話会議に、パートナーとのほぼ毎日のメールのやりとり。顔が見えないコミュニケーションだけに、そこからして、相手のことを思い、準備をするトレーニングだったように思います。そして、インターンシップ生というタイトル通り、ソフィーの学びの現場にも参加させてもらったことも気付きが多かったです。

仲間のみなさま、好き勝手やらせていただきありがとうございました。学びの中で、共に成長や変化を感じられるもの、養成講座ならではのダイナミックさだったと思います。この三ヶ月間の学びに終わらせず、これからも学びを続け、良い場を創造できるようにしていきたいと思います。

木下力基子さん

LFD養成講座を受講したことで、わたしはちょっと変身してしまいました。場作りについて学びたい、そして良い場を作っていきたいとLFD養成講座を受講したのですが、場を作ることを学ぶというより自分のあり方と自分自身の場への関わりかたを学びました。えっ、じゃあ場作りについて学べないの?と思われるかもしれませんね。でも、自分のあり方や場への関わり方が変わると場が動き出すんです!わたしもこのことに気づいたのは3ヶ月の講座が終わる頃でした。

場作りと自分のあり方を学ぶことが上手く結びつけられなかったわたしは、悶々としながらずっと自分のあり方を見直す3ヶ月間となりました。「人を人としてみる」というあり方、誰かが喜ぶ顔を思って準備をすることを学んだわたしは、受講前と別人になっていました。

忙しさと甘えから電話のむこうの家族に、人として応対していなかった自分義務感にかられ、さほど心のこもってない準備をしていた自分そんな自分を見つめ直すことで人とのお付き合いに自信がなく緊張ばかりしていた私が例えば初対面の方とも、こころ穏やかにお話しできるようになっていました。3ヶ月で学んだことがこれから自分のものとしてじっくり浸透していく気配をかんじています。

場作りについてだけでなく人生の生き方を考えさせていただきました。LFDで学んだことを初心とおもい自分のあり方と場への関わり方について、初心忘れるべからずをモットーにしていきたいです。

TOSHI さん

こんな方はいらっしゃいませんか?・ 最近、すぐにイライラしてしまう・ パートナーのイヤな部分ばかり見てしまう・ “最近の若い奴は・・”と思ってしまう・ 自分が思っているような働きができない部下がいる・ こんな上司の下では自分の力が発揮できない・ 転職・独立したら自分の力が出せるのだろうか・ 転職・独立したが、お客さんやスタッフたちが自分の考えを分かってくれない・ 人を変えるにはどうしたらいいだろうか?というお悩みをお持ちの方ぜひとも、LFD養成講座を受講してみてください。一挙に解決いたします。

LifeFieldDesigner・・・問題の解決と場作りがどう関係があるの?と思われるかもしれませんが、三ヶ月で徐々にその謎が解き明かされていきます。私は独立開業するに当たってLFDを受講しました。新たに場を作るためには、必要だと感じたからです。しかし、実際には新たな場作りだけでなく家庭での場仕事での場仲間との場など、人と関わるところには必ず場があります。もっとも、基本的なものだったのです。

その基本を踏まえた上で、コーチングやビジネスマインドの講義を受けると、さらに広がりと深みを増していきました。より実践的な課題も与えられ、私にとってはよい予行演習になったと思います。私は関西からの受講でしたが、電話会議で受講生たちとの距離を感じることなく、学びの場を作っていただきました。忙しく、欠席することがあっても、あとから録音したものを聞くことができ、復習にも役立ちました。

ここまで、すばらしい学びの場を作っていただいた、講師の先生方と一緒に学んできた仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいです。これからLFDとしてさらに磨きをかけていきたいと思います。みなさまもLFDの世界をのぞいてみませんか?

山岡一朗さん

ライフフィールドデザイナーという言葉を聞いた時に、ソフィのホームページにも乗っている「場」と言う言葉がいつもとても気になっていましたので、すぐに応募をしてしまいました。というのも私はいわゆるビジネスコンサルタントを生業としており、多くのお客様との「場」を過ごすことが日常で、その事に満足していなかったからです。お客様にはいろいろな方がいらっしゃいます。カリスマ経営者、否定的なリーダー、やらされている感をつよく持つ参加者。もちろん前向きで明るく具体的に事を進めて行く方も沢山いらっしゃいます。お客様のご相談、営業拡大、新しい企画、人事的なものなど多岐にわたります。

この講座を受ける前の自分の中では、カリスマな経営者やお客様のリーダーの方たちの発言や行動につい遠慮してしまい、自分で提案する内容を妥協してしまうことが時折ありました。お客様の思いに妥協してしまうという場面が在ったのです。しかし、これでは本来の私の仕事ではありません。きちんとお客様と向き合いベストな提案をともに作りだし実行していくことが最大の貢献であるはずです。今までの遠慮のようなものは、人間関係の作り方が対等でなかったり、その話し合う「場」の空気に合わせてしまっていたのだと思います。

この講座がはじまり、様々な事を学ぶことが出来ました。「緊張と協働」「傾聴」「相手のために準備すること」などなど。特に「I-YOU」という自分と相手の方との、あり方については、自分の今後の人生を変えてしまうのではないかと言うぐらい衝撃的でした。講座が進むにつれ、自分の中で学びを全て完ぺきに消化出来た訳ではないと思うのですが、お客様との関わりに変化が出てきました。いわゆる「場」にいる自分が少しずつ変わってきたためなのだと思うのですが、お客様の反応・対応が明るく前向き、具体的な行動をするようになってきたのです。

ちょうど講座が始まったのとほぼ同時にコンサルティングを始めたある会社での会議のあり方の変化は驚くべきものでした。その会議をリードするリーダー方の何でも否定から入り、具体的な行動が泊まってしまっていた営業のスタッフ会議だったのですが、三ヶ月経った今、そのリーダー自らが前向きな行動を行い、実際に業績も上がってきたのです。驚きました。自分が「このようにあったらいいなぁ」と言うような「場」のあり方にどんどんなっていくような気がしました。

具体的な事例としては、特に私自身がお客様のためにいろいろと「準備」をすることを継続出来たことは大きな効果があったように思います。「準備」といっても勿論物理的な資料の準備もあれば、心の中で相手を思い続ける事、参加していらっしゃる方との会話などが微妙に絡み合い効果をあげていったのだと思います。

ライフフィールドの体験を具体的にお伝え出来ずなにかもどかしいのですが、「場」をコントロールする力がついたというよりは、自分自身のあり方が微妙に変化していったのだと感じます。LFDって何だろうと疑問を感じていらっしゃるならば、まず飛び込んでみてはとおすすめします。自分自身が、というより自分自身が今どのような状態なのかが、分かるようになるといった方が良いでしょうか。

仕事や家族や友人との関わりで、なにかもっと良くなりたいと思っているとしたら、迷わす参加されることを決められると良いと思います。この講座の期間は3ヶ月で終わりますが、私にとってのライフフィールドデザイナー講座は一生続いていくと思います。ともに学んだ6人の仲間とソフィの方たちとともに。

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