自分らしい英語が話せるようになる3つの方法→「選択の自由メソッド」

TOEICなどのテストで良い点を取っても、それだけではなかなか英語が話せるようにならなかったりするものです。多少は英語で話したりできたとしても、ありきたりでつまらない英語しか口から出てこなかったりします。そして「自分らしい英語」とは程遠い、無機的で機会的な英語しか口から出てこなかったりするのです。なぜなんでしょうか?この記事ではその理由を明らかにし、この問題の具体的な解決策を示していきます。

【内容の要約】

  1. [問題]テストで良い点数をとれても「無機的な英語」しかしゃべれない!
  2. [解決策]「選択の自由メソッド」を使え!
  3. 具体的な3つの方法

自分らしい

1.[問題]テストで良い点数をとれても「無機的な英語」しかしゃべれない!

一生懸命英語を勉強したのに、いざ実際に英語を話す場面になると英語が出てこない、ということがある人は多いと思います。この理由っていくつか考えられると思うのですが、ひとつには「覚えた英語」が「自分らしさ」と結びついていない、ということは大きな原因のひとつだと思います。

他人と同じ英語の教科書を一生懸命勉強しても、他人と同じ英語表現しかできるようになりません。TOEICで満点を取ったとしても、テスト対策しかしていなければ、そこで覚えた英語はTOEICの勉強をしてきたその他大勢の人たちと同じ英語であり、他の人と同じ英語表現が無機的に口から出てくるだけに終わってしまいます。口から出てくる言葉が自分らしいものでないと、すぐに次の言葉が思い浮かばなくなり、会話が途切れてしまうものです。

では、自分らしい「有機的な英語」が使えるようになるためには一体どうしたら良いのでしょうか?

2.[解決策]「選択の自由メソッド」を使え!

「自分らしい英語」の力を身につけるためにソフィーで私たちがお勧めしているのが「選択の自由メソッド」という方法です。

まずは英語圏に生まれた人が、どのように「自分らしい英語」を身に付けていくのか考えてみましょう。英語圏に生まれた人も、当たり前ですが、その親によって使う英語表現が異なります。その親の趣味によっても言葉が違うでしょうし、仕事によっても違ってくるでしょう。家族が住む地域によっても発音や表現が違ってきますし、親が見るテレビ番組や、その時に流行している音楽などもその時その時で違います。また友達が使う英語もそれぞれに違います。

このような「インプットする英語の組み合わせ」は、同じ英語圏に生まれた人でもそれぞれに違います。そしてその積み重ねが「その人らしい英語の話し方」となって身に付いていくのです。

ではこれと同様のことを日本にいながら自分の中で起こしていくためにはどうしたら良いのでしょうか?

実はそのやり方は簡単です。自分の趣味や気分に基づいて、その日、その時インプットする英語を「選ぶ」ということを行えばよいだけなのです。そしてその「選ぶ」という行為を毎日毎日繰り返せば良いのです。

1回の「選ぶ」という行為だけでは、それほど強力な「自分らしい英語」の力は身に付かないでしょう。しかし、それを毎日毎日365日続けたらどうなるでしょうか?たとえば仮に「1回に2つの選択肢がある」と仮定し、その選択を毎日1回365日続けた、としただけでも、その組み合わせの数は「2の365乗」で110桁の数になり、なんと「無量大数(10の68乗)」以上の数になってしまいます。つまり、1年も毎日英語のインプットの選択を続ければ、そのほぼ無限のように思える数、分のイチ、の「自分らしい英語」が手に入るわけです。

同じ勉強量でも、他の人と同じように与えられた教科書をコツコツやっても、他の人と同じ英語の表現力しか手に入りません。ところが1年間「自分で選ぶ」ということを繰り返すことによって、絶対に地球上で他にはいない「自分らしい英語力」が手に入るわけです。

3.具体的な3つの方法

インプットする英語を選ぶ方法は、いくつも考えられると思いますが、誰でも比較的に簡単にできそうなものを3つあげておきましょう。

【方法1】好きな英語記事を選ぶ

インターネットのニュース記事や、ブログ記事などで好きなものを選んで読むのはいいことです。好きな日本のメジャーリーガーの名前を検索して読んでみるのもいいでしょう。気になった事件を英語で検索してみるのもいいかもしれません。

【方法2】好きな英語動画を選ぶ

Youtubeなどで好きな英語の動画を選ぶのもいいでしょう。これも検索するのが一番です。好きな英語圏の俳優の名前で検索してみるとか、面白かった洋書邦訳本の著者を検索してみるのもいいでしょう。好きな英語圏のスポーツ選手の名前で検索しているのもいいと思います。

【方法3】好きな洋書を選ぶ

日本語で読んでみて面白かった洋書の原書を読んでみるのはすごくいいと思います。まずは目次だけでも邦訳本と原書を比べてみるだけでも、結構興味深い発見があったりするのでお勧めします。おそらく英語を話す人口が日本語を話す人口よりも圧倒的に多いからだと思いますが、英語の本の中には日本語の本の中にはない面白さや発見が沢山潜んでいます。

このブログの中では洋書を読むためのノウハウが沢山紹介されていますから、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ:「選ぶ」ということは実に強力な力である

「選ぶ」という力は実に強力です。この力を使えば、「自分らしい英語力」だけでなく、「自分らしい仕事力」とか「自分らしい創造力」とか、あなたにしかない様々な能力を手に入れていくことができます。

慣れないうちはなかなか「選ぶ」ということができない人もいるかもしれません。しかし少しずつでも続けていると「選ぶための筋肉」のようなものが自分の脳味噌の中に育ってきます。そしてより良い選択をより短時間でできるようになっていきます。

そしてこういうことをコツコツと毎日組み合わせていくと、1年後には結構すごいことになります。そして3年も続けたら、もっとすごいことになります。

あなたは何を選びますか?

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