英語上達の一歩目でみんな間違えている:正しい英語上達法

この記事ではソフィー・ジ・アカデミーの根本となる英語学習についての考え方を説明していきます。この考え方を知るだけで、英語学習に大きな変化が起きる人も少なくありません。英語に限らず、どの語学学習にも当てはまる非常に重要な考え方です。

【問題点】私たちのほとんどは英語学習の第一歩を間違ってしまっている

ほとんどの人は英語上達のまさに第一歩目が間違えています。私もそうでした。一歩目を間違えているから、いつまでたっても上達していかない訳です。そもそも第一歩目から本来あるべき方向とは全く反対方向に進み始めてしまっているので、いくら進んでも目的地に近づくどころか、むしろ遠のきつづけているのです。

それに私が気がついたのは、実は英語学習を始めてから、かなりたってからのことです。これに気がついたときはショックでした。だってそれまでかなりの時間、棒に振ってきたことを認めるようなものでしたから。でも、いつまでも気がつかないよりはずっとマシだ、と思って自分を慰めたのを覚えています。

【解決策】英語上達のための「正しい一歩目」とは?

では、英語上達のための「正しい一歩目」とは、どのようなものなのでしょうか??

それはな第一歩は、その言語の単語を覚えたり、文法を覚えたり、自分が言いたいことを言えるようになること、、、
ではありません。

外国語を習得するための最適な第一歩は相手の国や文化のことを理解すること、もしくは理解しようとすること、です。

ここが本来のスタート地点。これがうまく行った人は、その国の言葉をスムースに身につけていきます。

私を含めた多くの人が陥るパターン

ところが、英語を身につけようとする時、多くの人がどこの国のどの文化にも興味を持っていないことがほとんどです。

「英語を身につけておくと将来役立つから」
「英語ができていると就職に有利だから」
「グローバル化の時代だから」

こういう理由だけでスタートすると、その後ほぼ間違いなく英語上達の途上で苦労します。英語を話す国はたくさんあります。アメリカ?イギリス?オーストラリア?ニュージーランド?それともインド?それがはっきりしないと、なかなか上達していきません。

逆の立場になって考えるとわかりやすい

外国人が日本語が上達するパターン

逆の立場になって考えてみましょう。日本のことに興味を持ってくれている外国の人には、
日本人は心を開きます、よね?アニメにしろ、AKBにしろ、日本食にしろ、村上春樹にしろ、
自分の興味範囲以外でも嬉しいものです。

GaikokuCatだから相手の日本語がまだたどたどしかったとしても、そういう人には、日本人である私たちは聞く耳を持とうとします。そしてコミュニケーションが成立します。

コミュニケーションが成立するから、どんどん日本語を使うことが楽しくなり、日本人の友達もでき、日本語はますますできるようになっていきます。

外国人が勉強している割に、なかなか日本語が上達しないパターン

でも、日本語は覚えたいけど、日本の文化にはほとんど興味がない人がいたらどうでしょう?

どんなにたくさん言葉を知っていても、どんなに日本語能力検定で1級とかもっていても、日本人としてなかなか心を開きにくい感じがあるのではないでしょうか?

そうすると良いコミュニケーションは成立しにくく、「いくら勉強してもできるようにならない」という感じになっていきます。

【結論】まずは英語圏の誰かに興味を持つべし!

日本人が英語を学ぶ場合も全く同じです。

一生懸命単語を覚えたり、表現を覚えたりしても、それだけではなかなか言葉は出てくるようにはなりません。そしてその結果「自分には英語の才能がないんだ」と思い込んでしまいます。

しかし、語学に才能なんて必要ありません。だってその国に生まれ育てば、基本的に誰だってその国の言葉は喋れるようになるわけです。だから語学は能力の問題じゃないんです。環境や習慣の問題なんです。

実は、自分のまわりに外国語を使うための環境や習慣を作るには、相手の国の文化に興味を持つこと、そしてそれを学ぼうとすること、それが英語上達のための最適な第一歩なのです。

今からでも遅くはありません。今日からこの一歩をあなたも踏み出してみましょう。

あなたは英語圏の国々のうち、どの国のどの文化に心を惹かれるのでしょうか?まずは自問自答するところから始めてみてください。

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