英語「で」学ぶ仕掛けの裏側を大公開! 学習ステップス大全

ソフィーでは英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶことで、洋書を読み、行動にうつしていくことができるようになります。ソフィーメソッドを集約し、英語「で」学ぶための仕掛けが詰まっているのが『学習ステップス』です。ひとつひとつのステップの意味を知ることで、学習効率を上げていきましょう!

まずはプレビューで今月の範囲全体を確認します。

ここでは通信コース用の学習ステップスをもとに説明していきます。

Previewでは、この本を読む目的や目標など、知りたいことをはっきりさせ、今月の範囲に取り組む準備をします。なぜこの本を選んだのか、選んだ理由を考えてみると、知りたい情報が思い浮かべやすいかと思います。また、受講期間が2ヶ月以上あるテキストでは、1ヶ月目で学んだり行動した内容から、さらに知りたいと思ったことを、知りたい情報に設定してもよいでしょう。

このように『フォーカス』をあらかじめ決めておくことで、必要な情報が得られやすくなります。知りたい情報が決まったら、学習ステップスの「テキストから知りたい情報」欄に書き込んだり、テキストの最初のページに書いておいたり、ポストイットに書いてテキストに貼っておいたりして、いつでも見返せるようにしておくとよいでしょう。

ナナメ読みと制限時間

ソフィーで洋書学習を始めた生徒が一番びっくりするのが、ナナメ読みの時間の短さです。ソフィーでのナナメ読みの方法は、『トップダウン』での読み方を基本としており、単語を調べて、一語一句和訳をして・・・、という従来の英語学習とは、逆のアプローチになります。制限時間は、慣れ親しんできた従来のアプローチに戻らないよう、意図的に短めに設定されています。

学習ステップスの中ではナナメ読みのステップが繰り返し出てきますが、必ずタイマーなどで時間をはかりながら行ってください。はじめは飛ばして読むのがむずかしく感じるかもしれませんが、時間をはかりながら練習していくことで、どのくらい飛ばせばいいかが感覚的にわかるようになってきます。

※じっくりと時間をかけて読みたい場合は、その週の分の学習ステップスを使った学習(1パート分)を、一通り行ってから、気になった箇所や、興味のある箇所を読み込んでもOKです。

ナナメ読みの基本的な手順は、こちらのページをご覧ください。

 〜ソフィーで洋書を読み始めた方へ〜 ナナメ読み(トップダウンリーディング)の手順

 次に今週のパートを見ていきます。

ナナメ読み①では1ヶ月分、テキストにもよりますが100ページ前後をナナメ読みしました。ナナメ読み②では、1週間分の範囲を読んでいきます。ナナメ読み①に比べ、1/3ほどの分量になりますので、『コントラストの原理』で少なく感じることでしょう。

ソフィーの学習ステップスには、これまでのアプローチから意識的に離れるようにするため、辞書を使う時間はありません。『トップダウン』で読むことと、わかるところに『フォーカス』しながら読んでいくことで、大量の文章を読みこなせるようになったり、わからない単語があっても推測しながら読めるようになったりします。知らない単語があっても、トップダウンの練習としてどんどん飛ばして読んでいきます。トップダウンで理解するのに必要な単語は次のステップのWord Listで確認することができます。

 Word Listの注意点!

Word Listの使い方は、少し注意が必要です。なぜならこのようなリストを見ると、一語一句見ていく「ボトムアップ」のアプローチに戻ってしまいがちだからです。載っている単語を全部覚えなきゃ、とか、これも知らない、あれもわからない!とならずに、テキストを読んでいて気になる単語があればWord Listで確認する、といった感じで使います。

また、Word Listの使い方としてソフィーでおすすめしているのは、今日のパートの日本語の部分に先にざっと目を通して、Word Listは脇においておき、もう一度テキストを読んでいく、というものです。単語をひとつひとつ拾っていくのではなく、ざっくりと頭に入れておく方がナナメ読みがしやすくなります。

 「わからない」状態を作りましょう。

講義用シートでは、テキストのこのパートの重要な部分、特におもしろい部分をピックアップし、講義音声では日本語でその解説をしています。この講義音声を聞くことで理解度がぐっと上がり、次のナナメ読みもだいぶ楽にできるようになります。

実は、講義音声を聞く前までのステップでは、意識的に「わからない」状態を作ることが重要です。お腹が空いていることで、おいしくご飯が食べられるように、わからない状態を作っておくことで、音声を聞いた後の「吸収」がとてもよくなります。

またこのステップでは、音声の解説内容を、講義用シートやテキストに書き込んでおくとよいでしょう。

 『行動』のステップでなにかやってみよう!

知識は行動に移すことで知恵になっていきます。行動する、というと、おおごとに感じてしまうかもしれませんが、ソフィーでは ’Start Small’ つまり1週間くらいでできる、小さな行動を決めてやってみることをおすすめしています。

実際にテキストから得た情報をもとに行動してみることで、読んだだけでは気がつかなかったことに気づいたり、さらに知りたいことが見つかるはずです。テキストの理解も深まり、英語を「使って」仕事や人生をより良くしていく、という日本語の本では当たり前に行っていることができるようになっていきます。