【講義紹介】「マインドフルネス学102」with “Silence”

 

うまく休めない現代人のための「マインドフルネス学102」(受講期間:2ヶ月)

<通信コース:2025年11月、通学コース:2025年12月 から受講可>

“Silence” by Thich Nhat Hanh

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テキスト代:2,500円(税込 2,750円)

 

私たちの多くは、うまく回復や休息ができていない

現代の私たちは、「成果」や「効率」を追い求め、変化のスピードに遅れないよう、止まることなく動き続けています。

休憩時間や休みの日も、スマートフォンの通知や情報の洪水にさらされ、休まるどころか、消耗していくばかり。また、休むことに、罪悪感や不安さえ覚えるという人もいるでしょう。

近年では、「リカバリー」「回復」といった言葉もトレンドになっていて、関連する商品やサービスが市場を拡大しているなど、肉体的・精神的に疲れている、疲れがとれない、と悩む人が増えているようです

今の私たちに必要なのは、よりよく回復すること、休むことかもしれません。

”Silence”を読むべし!

活動と休息をバランスよく行い、毎日を充実させたい人におすすめなのが、【マインドフルネス学102】“Silence: A Guide to Harnessing Your Most Powerful Inner Resource Through Mindfulness Techniques, Zen Philosophy, and the Art of Embracing Quiet”です。 

著者は、ベトナム出身の禅僧であるティク・ナット・ハン。

ティク・ナット・ハン(1926年 – 2022年)略歴
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禅僧、平和・人権運動家、学者、詩人。ベトナム戦争中、「行動する仏教」の指導者として被災者や難民の救済、孤児たちの社会的支援等を行う。アメリカに渡りベトナム戦争終結の和平提案、キング牧師にも影響を与え、ノーベル平和賞候補に。しかしその後、ベトナム政府から帰国を拒否されフランスへ、プラム・ビレッジ・マインドフルネス・プラクティス・センターを設立。亡くなる数年前にベトナムに帰国。英語でもマインドフルネスに関する書籍を多数出版するなどして、欧米におけるマインドフルネスを広めた。
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仏教が目指すのは、苦しみのルーツを見つめ、そこから解放されること。

現代人の、「忙しくて疲れるばかりで、充実感や人生の意味を感じることができない」という苦しみから解放するための方法として、ティク・ナット・ハンは、外からの騒音と、自分の頭の中の騒音を鎮め、静寂の時間を持つことを説いていきます。

仏教の教え、とか、静寂の時間を持つ、というと、坐禅を組んで無になる、のような常人にはできない難しいことと捉えられがちです。

しかし、この本では、呼吸・食事・散歩など、日常的なことを通して外と中からのノイズを鎮め、静けさを取り戻すための方法を身につけることができます。

また、平易でやさしく心に響くティク・ナット・ハンの文章は、安らぎを与え、この本を読むこと自体も、心が静まる時間となるでしょう。(Amazonで”Silence”のサンプルを読む

この講座であなたが学べること

この講座ではたとえば次のようなことを学ぶことができます。

  • 「騒音」を鎮め、エネルギーを回復する方法
  • 疲労感やストレスを軽減し、持続的に毎日を過ごすための方法
  • 静寂を通じて自分や他者への理解や思いやりを深める方法
  • マインドフルネスのエッセンス
  • 日常の中で「今この瞬間」に立ち止まる習慣を作る方法

この講座を特におすすめする人

この講座は次のような方に特におすすめします。

  • 忙しさに追われて疲れてしまうことが多い人
  • 情報の多さに疲れている人
  • 休むことに罪悪感や不安を覚える人
  • 自分や周りの人のエネルギーを高めたいと思っている人
  • 自分や他者と深い対話をしたいと思っている人
  • 人生の意味を考えてみたい人
  • 禅やマインドフルネスに関心を持ち、生活に取り入れたい人

参考英語レベル

この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC 500点程度。これ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受講し必要なスキルを身につけ、英語力もアップさせていくことができます。TOEICのスコアは相当していなくて、一人で学ぶのは難しいかもしれないけれど、ソフィーの講義、教材のサポートがあるからチャレンジしてみたいという場合も、もちろん受講可能です。

受講することで期待できる効果

この講座を受講した後では、休息や回復のための習慣を身につけ、上手にエネルギーの回復ができるようになることで、ストレスが軽減、集中力も向上し、より持続的で創造的に仕事や学習に向き合えるようになるでしょう。また、静寂の時間が増えてくることによって、自分自身や他者との関わりにおいても、深い共感や理解、思いやりを持つことができるようになり、「騒音」に振り回されず、自分の人生を生きている感覚が持てるようになるでしょう。

この講義を受講するには

「マインドフルネス学102」は通学コース(長岡教室クラス・オンラインクラス)、通信コースで受講可能です。

詳細は下記ページをご確認ください。

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参考

1) スタンフォード大学で行われたインタビュー(1:35:36)

Conversations on Compassion with Thich Nhat Hanh CCARE at Stanford University

 

2) 「Silence(沈黙)」についての法話(1:32:11)

The Silence of Life | Dharma Talk by Thich Nhat Hanh, April 17, 2014