通信コース生の皆さんに、毎週月曜日の午前中、メールで配信している”ウィークリーレクチャー”。それぞれのお手持ちのテキストに沿った内容のものをお届けしています。
通信コースでは「学習ステップス」に沿って「講義シート」・「単語リスト」を活用しながら洋書を読み進めていくことが基本ですが、この「ウィークリーレクチャー」もぜひとも活用していただきたい教材です。
「すごく活用しています!」という人も、「実はあんまり見ていなくて…」という人も、こちらのページでウィークリーレクチャーのことを、改めて確認してみてくださいね。
このページでお伝えすること
ウィークリーレクチャー・基本編
まずはウィークリーレクチャーの概要をお伝えします。
ウィークリーレクチャーとは?
「講義シート」には入れなかったけれども、おさえてほしいポイント・皆さんのご興味がありそうな話題・行動のヒントになりそうな箇所を取り上げてお伝えしている、いわば「プラスアルファの学び」です。
テキストによっては講義シートと重複している部分を取り上げていることもありますが、その場合は講義音声ではサラッと触れるにとどめ、ウィークリーレクチャーで詳しい内容やプラスアルファの知識などをお伝えしています。
毎週月曜日の午前中に配信しています。毎週1回の配信としているのは、ご自身で読み進めていく上での学習のペースメーカーとしていただけるように、ということもあります。
各週の配信内容は概ね以下のとおりです。
- 第1週目:その月に読む範囲全体のトップダウンビデオ。マインドマップを使って概要を解説する動画です。
- 第2〜4週目:主にその週に読む範囲から、面白そうなトピックや行動のヒントになる部分などに焦点をあて、日本語訳を付けて解説したレクチャー文書です(PDF形式)。
*第2週目〜第4週目は動画はございません。レクチャー文書のみとなります。
*第4週目のウィークリーレクチャーには「1ヶ月間の学習の、振返りシートへの書き出し」のご案内も含まれます。
【活用法・基本1:洋書を読む際に役立つ単語・表現を知る】
ウィークリーレクチャーではまず、「重要な単語」や「面白い表現」をピックアップし、解説しています。抜粋文中から概ね2つほど取り上げ、覚えておくべき意味や使われ方、場合によっては抜粋箇所ならではのニュアンスなどを解説しています(テキストによっては1つのみ、または3つピックアップしているものもあります)。これらは「攻略すべき新出単語」ではありませんので、いったん肩の力を抜き、リラックスして知識を楽しみましょう。他の洋書や似たような分野の英文記事を読むときに役立つ場合も多いはずです。
【活用法・基本2:英文の読み方を理解する〜スラッシュリーディング〜】
“スラッシュ・リーディング”(チャンク・リーディング)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。英語をアタマから、主に句・節のカタマリごとに”/”(スラッシュ)で区切って読んでいく方法です。いわゆる”返り読み”せずに、英語の語順のまま、カタマリごとに理解していくトレーニングとも言えます。 ウィークリーレクチャーでは、抜粋した英文をスラッシュリーディングの形で提示し、日本語訳を付けて解説しています。「長文になると、どこで区切っていいのかわからない」「長い段落は、読んでいるうちに何を言っているのかわからなくなってくる」 という悩みがある方は、ぜひウィークリーレクチャーでの英文の区切り方を参考にしてみて下さい。
スラッシュリーディングって何?という方は、こちらのサイト『ネイティブ思考でリーディングをする方法〜スラッシュリーディング徹底解説の解説が比較的わかりやすいのでご参照ください。
【活用法・基本3:行動のヒントを学ぶ〜洋書のどこを行動のヒントにすれば良いか?】
ソフィーでは洋書を読むだけでなく、読んで得た学びを実践・行動してみることをオススメしています。ウィークリーレクチャーでは、読んだ日からでも実践に移せるよう、行動のヒントになる箇所を取り上げています。「こういう行動をしてみると良いのか」「こういう箇所が行動のヒントになるんだ」ということがすぐに分かるように解説していますので、行動にうつすヒント・キッカケとしてぜひ活用して下さい。
ウィークリーレクチャーに関するよくある質問
「教材が到着してからウィークリーレクチャーの第1回配信までは、何をすればいいでしょうか?」
第1回目の配信内容は「その月に読む範囲全体の、トップダウン解説ビデオ」ですので、学習ステップスの表紙部分”Preview”(その月の範囲全体のナナメ読みと、自分が知りたい・学びたいことの書き出し)をやっておくと良いでしょう。何も情報がない状態で、一度自力でPreviewをやってみてからトップダウンビデオを見ると、自力でおこなったときに感じた疑問点やモヤモヤが一気にクリアになっていく感覚があると思います。この感覚は、トップダウンビデオを見てからPreviewをおこなった場合とでは、明らかに違うはずです。ぜひ、試してみてください。
「今週読んでいる範囲からのウィークリーレクチャーがないみたいですが…..」
テキストによっては、各Partの範囲から必ずしもピックアップされていないこともあります。1つのPartから2箇所抜粋していたり、あるPartからの抜粋がまるっきりなかったりすることもあります。ソフィーでは英語学習用に作られた教材ではなく、生きた”本”をテキストにしており、”Learning is Fun”をとても大切にしています。範囲に因われすぎず、面白いところ、皆さんが興味を持ちそうなところをウィークリーレクチャーとして切り取るほうに重点を置いているため、各Partの範囲内からウィークリーレクチャーをピックアップしていないこともある、という点をぜひご理解いただければと思います。
(そこも知りたい!)ソフィー生のウィークリーレクチャー活用法
ソフィー受講生の皆さんから寄せられた活用法をお伝えします。「これ、良さそう!」という使い方が見つかりましたら、ぜひご自身でも試してみてください。
*「ソフィー歴」は2023年1月末時点です
ソフィー生のこんな活用法
- 第1週目の「トップダウンビデオ」は、読みはじめる前に見たあと、1ヶ月の総まとめとして月の終わりにもう一度見る。(ソフィー歴8ヶ月・Tさん)
- 第2~3週目のレクチャーを、1週間の復習としてざっと目を通していく(『カレーライス効果』でより記憶に定着しやすくなります)。(ソフィー歴1年7ヶ月・Nさん)
- 「行動のヒント」を紹介していることが多いので、レクチャーでの問いかけに答えてみたり、内容について1週間意識したり行動したりして過ごしてみる。
(ソフィー・メソッド『Learning by Doing』)(ソフィー歴3年10ヶ月・Kさん) - 手軽に「洋書モードに入る」ために、ウィークリーレクチャーを使う。
本を開くのがなんとなく億劫なときなどに、「今日はウィークリーレクチャーを読む日にしよう」と、英語に触れるための別の選択肢として使ってみる。(ソフィー歴2年7ヶ月・Tさん)
(おまけ)こんな工夫も…
長くソフィーで学ばれている皆さんは「洋書を開いて、学習ステップスに沿って読んで、音声を聞いて…」という基本的な学習の進め方に加えて、五感を使って無理なく洋書学習を続ける方法を編み出していらっしゃるようです。
上記のようなウィークリーレクチャー活用術以外にも、
- 「どうしても本を開けないときは講義音声だけを聞き、キーワードや、いいね!と思った部分はメモする。漠然と聞き流すのではなく、学んだことに対してどう行動するかは常に意識しておく。」(ソフィー歴4年10ヶ月・Kさん)
- 「(Audibleなどで)洋書の音声を流し、音声のスピードに合わせて洋書を読んでいく。英語での読書を進めやすくするのに有効。*」(ソフィー歴3年8ヶ月・Sさん)
*「流れるプール方式」(水の流れが自然と身体を運んでくれる”流れるプール”のように、耳から入る音声の流れに沿って読んでいく方法。英語に触れやすくする、本を途中で閉じにくくする手段として有効だそうです。)
といった工夫も。スタッフも「なるほど〜そういうやり方もあるのか!」と思わずうなってしまうことがしばしばです。
いかがでしょうか。ウィークリーレクチャーについての理解は深まりましたか?
この記事の内容に関するご質問や、「こんな風に活用しています」といった活用法のシェアなど、お気軽にメールにてお知らせ下さい!