2009年1月〜3月の通信コース講座

2009年1月〜3月の講義案内です。

Persuasion – 説得学

Persuasion

1416570969 【説得学】 "Yes!" by Noah J. Goldstein, Steve J. Martin, Robert B. Cialdini

テキスト代:2,900円

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「部下が言うことを聞いてくれない」
「自分の提案が会社に受け入れてもらえない」
「お客さんにこの商品のよさを理解してもらえない」
「家族が自分のお願いを聞いてくれない」

誰にでもそんな経験があるでしょう。

もしかすると日常的にこのような問題を抱えている人もいるかもしれません。そして「相手の頭が固いから」などと考えてあきらめてしまっていることもあるかもしれません。

でも、ちょっと考えてみてください。もし、相手が理解を示してくれない、その原因があなたにあるとしたら。もし、お願いを聞いてもらえない理由があなたのコミュニケーションの仕方にあるとしたら。

今回の「説得学」では、「上手に他人を説得する方法」を学びます。

もちろんそれは「相手をだます方法」とは違います。そうではなく、「相手のためになる行動や考えを促進するための方法」です。

明らかに正しく、明らかに相手のためになることでも、伝え方に問題があると、相手はそれを理解することができません。もしくは相手があなたの言っていることを理解し、「行動を起こしたい」と感じていても、あなたの言い方によっては行動を起こしにくくさせてしまう、ということも実は非常によくあることです。

「やる気満々だったのに、あの人のあの一言で、急にやる気がうなくなっちゃった」

そんな経験をもしかするとあなたもしたことがあるかもしれません。そしてもしかすると、あなたも知らないうちに相手をそういう気持ちにさせてしまっている、ということがあるかもしれないのです。

私たち生まれてから毎日誰かと「コミュニケーション」をしています。それは私たちの身の回りに自然にあり、特に特別なものには感じません。そのために私たちの多くは改めて「コミュニケーション」について考えてみることをしません。わざわざ時間をとって「コミュニケーション」について学んでみる機会を持つことがありません。そしてその結果、周りの人とさまざまなコミュニケーションのトラブルが生まれ、頭を悩ませることになってしっています。

今回テキストとして使うのはロバート・チャルディーニという心理学者が主著者の"YES"という本です。

日本ではあまり盛んではないようですが、アメリカでは「説得学」という学問の分野が確立されています。そしてすでに60年近くも研究されつづけています。

ロバート・チャルディーニはその研究の第一人者のうちのひとりです。彼の著書のひとつ"INFLUENCE"はアメリカで長い間ベストセラーであり続けています。

アマゾンでの評価も非常に高いです。
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これは日本でも『影響力の武器』という邦題で売られていて、こちらもアマゾンでの評価が高いものになっています。
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか 単行本
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか 単行本

この"YES"はロバート・チャルディーニの最新の著書です。(もちろん未邦訳です)

この中にはちょっとした一言やちょっとした工夫で、相手の反応率が劇的に改善する例がぎっしりとつまっています。

また逆に良いと思ってしたこと、言ったことが逆効果となって反応率を下げてしまっている例も紹介されています。

そしてそれらたくさんの例から6つの「説得術」の原則を導き出しています。

この講座であなたが学べること

このテキストを使い、この「説得学」の講義では次のことを学びます。

  • 好ましい方向に相手を上手に導いてあげるための方法
  • 相手に気持ちよく"YES"を言ってもらうための6つの原則
  • 自分が望ましくない方向に説得されないための知識
  • 職場・家庭などでコミュニケーションを改善するための具体的事例

そしてこれらの知識から、具体的に自分の仕事や生活に応用・実践を行い、自分の身の回りに変化を起こしていきます。

世界には今ちょっとしたミスコミュニケーションで起こる誤解や対立があふれています。

でも人々がコミュニケーションの原則を学び、理解し、実践することで案外簡単に解決できるものだ、と思います。

ぜひこの機会にコミュニケーションについて時間をとって学んでみてください。

難しいことを知らなくても、ちょっとした工夫で、大きな成果が身の回りに起こることにきっとびっくりすることでしょう。

Entrepreneurship – 起業学

Entrepreneurship

1430210788 【起業学】 "Founders at Work" by Jessica Livingston

テキスト代:2,200円

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世の中には大きな事業をやってのける人たちがいます。人々がアッと驚くようなことを成し遂げてしまう人たちがいます。

距離を置いて彼らのことを見ていると、彼らは私たちとは全く違う人種のように思えます。

能力、発想、情熱・・・どれをとっても自分たちとは比べ物にならないくらい優れたものを持っているように感じます。

「いくら頑張っても私には彼らのようなことはできない」「自分と彼らの生きる世界がそもそも違う」そう思うこともあるかもしれません。

でも、一見全く違う人種に見える彼らもやっぱり私たちと同じ人間です。

欠点もあれば、失敗もあり、カッとなることもあれば、落ち込むこともある普通の人間です。

それがこの「アントレプレナーシップ」の講義で使われるテキスト"Founders at Work"を読むととてもよくわかります。

この本は2007年にアメリカで出版された「起業家たちのインタビュー集」です。

この本では自分で何らかの事業を起こし、成功した32人が、特に創業期においてどんな苦労をし、どんな失敗をし、どんな幸運があり、どんな人と出会い、どんな成果が生まれたのかを、著者であるJessica Livingstonが聞き出しています。

その中にはYahoo!やHotmailなど、私たち日本人にもなじみのあるサービスを作り上げた人たちのものも多く含まれています。

そしてそのインタビューを読むと、彼らも普通の人間とまったく変わらない、ということがよーくわかります。

最初に考えたビジネスプランがそのままうまく行って成功した例はまったくと言っていいほどありません。

予想していた売上が全く上がらず、ビジネスプランの変更を迫られ、苦悩し、失敗を繰り返しています。

そしてある時、ヒョンなことから偶然にアイデアが生まれ、それが一人歩きし始め大きくなっていく。そんなパターンがほとんどです。

何か新しい一歩を踏み出そうとするときに「すでにそれをしたことがある人に話を聞いてみる」ということは非常に大切なことです。

自分より前に進んでいる人たちの話をたくさん聞くと、漠然としていた自分の夢が急に具体的なものに見えてきます。

そういう経験をすでにしたことがある方も多いでしょう。

私も夢を具体的にしたいときには必ずと言っていいほどこの方法を取っています。

この本はその体験を私たちにさせてくれます。

ふだん日本にいたのではおそらく聞くことができない人たちの話を目の前で聞いているような感覚で聞くことができます。

「自分にも何かもっと大きなことができるかもしれない」「無理だと思い込んでいたけど、もっと自分にできることがあるんじゃないだろうか」この本を読むと、そんな気持ちが自然と沸いてきます。

この講座であなたが学べること

この本をテキストとする「アントレプレナーシップ」の講義では次のことを学んでいきます。

  • アメリカの成功した起業家たちが共通して持っている「在り方」とは何か
  • 彼らがトラブルに直面したとき、どのように対処したのか
  • 彼らはどこで起業のアイデアを得たのか
  • 彼らは事業を起こす仲間たちとどこでどのようにして出会ったのか
  • 彼らが困難な状況に陥っても、事業を継続しようと思ったのはなぜか
  • 一般の人たちが起業に成功するためのコツは何か

今世の中は大きな転換期を迎えています。そしてその中でこれまでになかった新しい価値を生み出す人がより求められる時代になってくるでしょう。

「何か少しでも世の中に役立つことをしたい」「意味を感じられる仕事をしてみたい」そんなことを少しでも考えてみたことがある人、ぜひ読んでみてください。

3ヵ月後にはきっと「思考のフレームワーク」が大きく変化していることでしょう。