行動レポート発表会2022 (一般公開)

ソフィー・ジ・アカデミーでは単に洋書を読んで終わるのではなく、「洋書から学んだことを行動に移す」ということをとても重要であると考えています。生徒たちにこの「洋書から学んだことを行動に移す」ことを促進するために、行動レポート発表会を開催し、希望者からレポートを提出してもらいました。その一部をこちらで紹介します。読んでいろいろと参考にしてみてください!


    1.  笠原敬男さん@通信コース/洋書名:”The Culture Map”
    2.  R.I.さん@恵比寿校/洋書名:”Designing Your Life”, “Rejection Proof”, “Atomic Habits”, “Creativity, Inc.”, “Daring Greatly”
    3.  匿名希望さん@恵比寿校/洋書名:”Mini Habits”
    4.  上村誠さん@通信コース/洋書名:”Art Thinking”
    5.  藤平徳子さん@恵比寿校/洋書名:”The Effective Executive”
    6.  匿名希望さん@通信コース/洋書名:”Daring Greatly”
    7.  ETさん@通信コース/洋書名:”Decisive”
    8.  服部紗由理さん@通信コース/洋書名:”Atomic Habits” 
    9.  TMさん@恵比寿校コース/洋書名:”The Power of Less” 
    10. 匿名希望さん@恵比寿校/洋書名:”Notes From a Friend”, “Co-Active Coaching”, “Mini Habits”
    11.  森本雅彦さん@長岡校/洋書名:”Art Thinking”
    12. 小坂智恵子さん@長岡校/洋書名:”Steal Like an Artist”
    13. ANさん@長岡校/洋書名:”How to Win Friends and Influence People”

 

「アジアの特異点、”ニッポン!!”」
by 笠原敬男さん@通信コース

洋書名:”The Culture Map”

 

 

 

 

 

「A Dream is a Wish Your Heart Makes.」
by R.I.さん@恵比寿校

洋書名:”Designing Your Life”, “Rejection Proof”, “Atomic Habits”, “Creativity, Inc.”, “Daring Greatly”

・問題点

①コロナで人とのつながりが難しい
②自分の理想の生活は?
③正しいことが好きすぎる(Perfectionism)

・洋書から得たヒント・アイデア

①「人とのつながり」×「自分の好きなこと」で考えてみると良い
→ちょうどのタイミングで読書会に入れてもらいました!
→オフライン・オンラインで、色々な人をお誘いしました。野球オンライン観戦, etc.

②Designing Your Lifeのオデッセイ・プラン、Crreativity, Inc.のSmall Experiments
→鎌倉のAirbnbで体験、屋久島に行って移住者にヒアリング・役場にも。

③Daring Greatlyのメッセージ「Imperfection」
→自分も他者も人間は常に不完全な存在
 自分のできないこと・間違いも、相手のものも受け入れよう。

・結果・学び

・思い描いたものは現実になる

 

 

「Mini habitsを身につけるには」
by 匿名希望さん@恵比寿校

洋書名:”Mini Habits”

・問題点

仕事においても、日々の生活においても、新しい事を習慣化するのは本当に難しい。それが少しでも苦痛をともない、努力が必要となれば尚更だ。
目指す目標が大きければ、1日のノルマもついつい大きくなりがちで、それが毎回挫折の原因になってしまい、ついには新しい事を始める、それ自体もあきらめてしまっていた。

・洋書から得たヒント・アイデア

Mini habitsを読んで目からウロコだったのは、最初から大きい習慣を身につけようとしないのはもちろんだが、たとえ習慣が身についてもそのハードルを上げていかないという事。ついつい欲ばってしまう私には、とても大事な一文だった。そして、がんばったら自分にごほうびをあげる事。
とかく私たちの世代は、出来ない事を精神論に結びつけがちだけれど、モチベーションに頼るのは、実は限界がある。小さな無理の無い習慣なら、モチベーションとは関係なく、日々の生活の中であたりまえに身につけやすい。

・結果・学び

今、週に数日ヨガを、毎日入浴中にはソフィーの課題の本を読む事を習慣にしている。もちろん100%できてはいないけれど、今までキツかった服がゆとりができたり、最初はわからなかった文章が読める様になると著者の言う、”ごほうび”をもらった気持ちになる。何年後かに私の秘かな夢が現実になる事を目標にこれからも少しずつ進んでいこうと思う。

 

 

「コロナ禍で先行き不透明な時代に求められる思考」
by 上村誠さん@通信コース

洋書名:”Art Thinking”

・問題点

1.資本主義が浸透して、グローバル経済圏の確立により大量生産と大量消費がこのまま進むと多くの人が考えていた。しかし、コロナ禍により、その前提が崩れ、先行き不透明で誰も正解を見出せない状況にある。強いリーダーが解決してくれるのではなく、我々一人ひとりが、明るい将来を作っていく当事者になっていく必要がある。

・洋書から得たヒント・アイデア

・アーティストは、何も書かれていないキャンパスに、また何もない空間に、絵筆や彫刻で作品を仕上げている。全ての人が、白いキャンパスに自身の人生という絵を描くアーティストである。
・より良い人生の絵を描く為には、アーティストとしてインプットが必要である。アーティストのように「Studio Time」に入り、学び続けることで基礎を作れる。その為にあらゆることに好奇心を持ち続ける必要があり、正にソフィーでの学習は、この実践に合致している。
・西洋思想は水槽の中の魚を見るが、東洋思想では水槽全体を見るとの説明があった。人間の五感で一番大事なのは見る力であり、全てのスタートである。全体を把握して詳細を見ることを心掛けたい。

・結果・学び

・人は生まれながら白いキャンパスに人生という絵を描くアーティストであると考えると、人々を尊敬の眼差しで見れるようになった。
・人は生産性を上げることが目的で社会や経済は動いてきた。しかし、世の中は効率化だけでは行き詰まりが見えてきた。これからの人生、効率的かどうかではなく、美しいかどうかを判断基準として取れるように視覚力を磨いていきたい。そして、目標を「美しい人生」を歩むことにしたい。

 

 

「成果をあげるには、最優先のことに全集中!」
by 藤平徳子さん@恵比寿校

洋書名:”The Effective Executive”

・問題点

 新年にやりたいことをリストアップするけれど、年末にはほとんどクリアできていない。どうにか達成感を積み上げたいと思っています。

・洋書から得たヒント・アイデア

 The Effective Executive はドラッカーの経営学の本ですが、経営だけではなく、日常的な決断にも応用できる気がしています。「“They do only one at time.”一度にひとつのことしかできない。だから成果をあげるには集中して最優先のことをすべき。」というのは、あれもやろうこれもやろうと、いろいろ欲張りすぎて結局モノにならない年末実体験があるだけに、「ですよねー」と頷くしかないです。
 以前読むのに手こずった脳科学の本Brain Rulesでも、「脳はマルチタスクには向いていないし、15分しか集中力は保たない」とあったことを思いだして、成果を出すには、短時間に最優先のことに向き合って、実行して、フィードバックして、それを繰り返していくのが、経営学的にも生理学的にも妥当なんだなあ、としみじみしています。

・結果・学び

 年始にやりたいことを書き出したので、2月はそれを厳選して、1~3ヶ月くらいの短期目標で達成したいと思います。(落ち着いたら肉付けしたくなるかもしれないけれど)
 あと、英語を勉強して得る今年の成果は、どういう形なのか(資格取得?字幕なしで動画が理解できること?すらすら本が読めること?旅行で会話に困らないこと?)を整理して、そこに集中して取り組みたいと思います。

 

 

「Courage」
by 匿名希望さん@通信コース

洋書名:”Daring Greatly”

・問題点

Daring Greatlyを読んで、vulnerabilityから逃げていたことに気づいた。
読んでいなかったら、そのことにも気がつかなかったかも…

・洋書から得たヒント・アイデア

-Daring greatly is not about winning or losing. It’s about courage.

-Daring Greatlyを実現するには仮面/よろいをはずす
→自分をよく観察することが大切

-子どもに対しては、持っていないものはあたえられない
→自らがアリーナに立ち、つまずきながらも頑張り、その姿を子どもに見せたい

・結果・学び

vulnerabilityに挑むのは、簡単ではないが、
courageを持って、wholehearted lifeを目指したい。

 

 

「The others could be right」
by ETさん@通信コース

洋書名:”Decisive”

・問題点

自分の決断の仕方が、適切なのか。またリーダーとしての見え方としてどうなのか、と気になっていた。

・洋書から得たヒント・アイデア

  1. “AND” not “OR”
  2.  What if our least favorite option were actually the best one?

・結果・学び

イメージ先行で、洋書に書かれているような決断方法というのは、ヒロイックな、己自身の決断に自信を持てるようにするようなものなのかなと思っていた。しかし実際はそうではなく、あらゆる可能性を試したりするものだった。特に2.で挙げた文はとても興味深かった。最近読んだ本で、マルクス・ガブリエルが、資本主義後をどう生きていくか、のキーワードとして“The others could be right”をあげていたことに驚いた。もっと前に、この本は同じことを提示していたのだ。 迷ったり他人の意見を聞いたりすることを恥じず、戦略的に自信をもってそれらを行っていく。これがこの本から得た大きな学びである。

 

 

「毎日1%よくすることの積み重ね」
by 服部紗由理さん@通信コース

洋書名:”Atomic Habits”

・問題点

英語学習の習慣、体を鍛えることの習慣など、新たに作りたい習慣があっても、なかなか続けられていなかった。
少し続いたものでも数カ月すると断念してしまっていた。

・洋書から得たヒント・アイデア

毎日自分の成功に向かって1%でも近づいていることを認識するのが大切。成果はタイムラグを経てやってくる。
アイデンティティを明確にしてから具体的な行動を決めると、長く続けられる。
習慣は、「きっかけ→渇望(感情)→反応(行動)→報酬」の4つのステップで構成されていて、つくりたい習慣は各ステップでやりやすい仕組みをつくってあげればいい。
習慣になってしまうと意識しなくなるので、定期的に振り返って評価することで、意識下に置くことが大切。

・結果・学び

英語を使う人というアイデンティティを持って、外国人のSNSをフォローしたり、この本の著者のメールマガジンを読んだりして、毎日英語に触れるようになった。
学んだことをシェアする人になるという意識を持って、読んだ本をInstagramでシェアすることが続けられている。(→ぜひ皆さんの学習アカウントとつながりたいです。)
各ステップでの工夫を通して新しい習慣がつくりやすくなってきた。
アイデンティティがあって習慣があるということを理解でき、習慣づくりが楽しいと思えるようになった!

 

 

「Simple is best.って、そういうコトだったのね!」
by TMさん@恵比寿校

洋書名:”The Power of Less”

・問題点

  • 忙しいのに頼まれたらNoと言えず、どんどん仕事が増える。
  • 効率的に進めたいけどTo Do Listに挙げる案件が多すぎてリストを作る時間がない?!
  • この本で得た情報を自分自身に落とし込んで行動に移せるのか不安。

・洋書から得たヒント・アイデア

①自分自身にとって何が必要で、何が必要でないか、しっかり時間を取って考える。

②著者が勧める方法を素直に実践してみる。
– MIT(Most Important Task)は3つに絞る。
– 同時に複数の案件に取り組むのではなく、一つの案件を完了させることに集中する。
– 個々のタスクは実践可能なサイズに小さく設定してOK。
– ほんの少し努力して小さな一歩を踏み出してみる。

③想像しているだけで時間が経過してしまうのはもったいない。思い切って行動に移してみる。

・結果・学び

①自分自身と向き合って考えを整理することで、仕事の優先順位を付けられるようになり、自分以外の人が出来る仕事は断り、担当の割り振りが出来るようになった。(でも優先順位をつけるのはまだ苦手。そのうち慣れるはず・・・)

②モチベーションが上がらない時に自分自身を責めず、自分がしたいことが出来れば良いと割り切れるようになった。
少しずつ家の片付けをした結果、在宅ワークの環境が整った。

③行動してみること、言葉に発してみることで自分自身のことが理解できることもある。形のない状態から、形のある状態にすることを意識するようになった。

Simple is best.という言葉はよく耳にしていて、「何事もシンプルなのが一番」だと思い込んでいたけれど、これ以上削ぎ落すものがない状態、取り去るべきものがなくなった状態にする、ということであり、削ぎ落した結果、これだけはどうしても削れないモノ、すなわちそれが本当に大切なモノなのだ!

 

 

 

 

 

「3ヶ月の短期講座を受講して」
by 匿名希望さん@恵比寿校

洋書名:”Notes From a Friend”, “Co-Active Coaching”, “Mini Habits”

・問題点

 昨年の夏に外資系企業に転職をしました。コロナ禍によりフルリモート&久しぶりに英語を使うという環境の変化に少し戸惑っていました。新生活を快適に、そして更に成長できたら良いと思い、ソフィーの短期講座を受講してみることにしました。

・洋書から得たヒント・アイデア

[Notes From a Friend]
・信念というのは見つけるものではなく、本人の思い込みや信じ込むことも信念という
・良い質問を自分自身に投げかけることで意識が向かう方向をコントロールすることができる
・変化を起こしたいなら、まず自分の中にその状況を作ってみることが大切である

[CO-ACTIVE COACHING]
・直感を大切にする
・相手の話を聞くときは3つのレベルを意識する
・うまくいく「仕組み」を作ることを意識していく

[Mini Habits]
・(上記2冊のまとめのような感覚で読んだ)
・Mini Habitsとは失敗すらできないようなちょっとしたポジティブな行動を指している
・Mini Habitsすらうまくできないことだったら、自分にとって大事なことではない可能性がある。

・結果・学び

 3冊とも異なる著者だったが、いくつも通じるところがあるように感じました。 「The journey of a thousand miles begins with one step」(千里の道も一歩から)というように、 小さな習慣から始めて、大きな成果(結果)を得たいと思いました。

 3冊目の[Mini Habits]を読み始めたときに、「毎朝英語の本を開く」という行動を決めて現在も継続しています。現在は本を開くだけではなく、毎日少しづつ読み進めることができるようになっています。

 

 

「Artビジネス→Happyビジネス」
by 森本雅彦さん@長岡校

洋書名:”Art Thinking”

 

 

「作ってみた!安全&安心な同業者専用の「語り場」」
by 小坂智恵子さん@長岡校

洋書名:”Steal Like an Artist”

・問題点

私は「産業保健師」として、働く人の健康支援をしています。2か所の工場の保健室(学校の保健室の働く人版、と想像してみてください)の勤務経験があります。
本部(健康保険組合)には、産業医や保健師がいて支援してもらえますが、工場の中の専門職は自分だけ!!ベテランになった今は平気ですが、仕事を始めたばかりの頃はとても不安で、とっても孤独でした。
私の住む新潟県には、同じ仕事をする保健師&看護師が50人くらいいます。その多くは、私がいた環境と同様に「所属する職場に専門職は自分だけ」で働いています。きっと私と同じように、不安で孤独な人もいるだろう。さらにコロナ禍で、研修会などで同業者と顔を合わせる機会も無くなって、孤独感が強まっているだろう。(というか、私が同業者とおしゃべりしたかった)

・洋書から得たヒント・アイデア

Do good work and share it with people.
Wonder at something. Invite others to wonder with you.
この本では、自分が「いいな」「好きだ!」と思う物や、「素敵だな」「あんな風になりたいな」と思う人の真似を繰り返すうちに「自分のやり方」が見つかると書かれています。そして、仲間に自分の「作品」を見てもらって、感想やアドバイスをもらうと、さらに良い作品が出来上がる。ついでに、仲間同士で学び会うことでお互いに成長するとも書かれています。

行動

2021年7月から、毎月第4土曜日の午前中に、「雑談」するオンラインミーティングを始めました。
参加者は、新潟県内で産業保健の仕事をしている保健師&看護師 事前の申し込み不要。
参加費無料。

・結果・学び

毎回、参加者は3~4人と、想定より少ないのですが、毎月開催しています。
(皆さん、お忙しいのかな・・・。働く女性は自宅に「仕事机」を用意できないのかな・・・。)
雑談の中から、お悩み相談が始まったり、愚痴を言って慰めてもらったり、良い活動の報告を聞けたり、参加者同士の学び会いができています。

職業柄「人の話を聴く」ことはプロなので、特別なルールを決めなくても和やかな雰囲気を作れています。

 

 

「Just Listen」
by ANさん@長岡校

洋書名:”How to Win Friends and Influence People”

 


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