洋書を使った英語学習を成功させるためには「洋書を読む」ということを習慣にするのがもっとも重要なことのひとつ。前回のブログではそのヒントとして「朝のルーティン」を紹介しました。しかし「朝はどうしても苦手」という人もいます。そこで夜型の人のために、今回は「夜のルーティン」をいくつか紹介しましょう。
成功している経営者などが夜に本を読む習慣を持っている、という話はよく聞きます。たとえばマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツも夜に本を読む習慣を持っているようです。夜にゆっくり本を読むことで気持ちが落ち着き、精神状態をコントロールしやすくなるというような効果もあるのかも知れません。
夜のルーティン10のアイデア
朝型・夜型のタイプや生活スタイルによって違いはありますが、一般的に夜は朝よりも疲れているので、洋書を読む習慣に関しては、新しい本や新しいページを読む、というよりは復習に当てた方がうまく行くケースが多いと思います。また文章の細かいところを読み込んでいくよりは、本の全体像を確認することに意識を向けたほうがやりやすいでしょう。次にいくつかアイデアを挙げてみます。
1.トリガードリンクを入れる
朝は濃い目のコーヒーとかパッと目をさましてくれるドリンクが適していると思いますが、夜はハーブティーなど、体をリラックスさせてくれるものが良いでしょう。お気に入りのものを洋書を読む前に必ずいれるようにすることで、自然と気持ちが洋書に向かいやすくなります。
2.トリガー・BGMをかける
可能であれば、夜の雰囲気に合ったゆっくりめの音楽をかけるのも良いでしょう。これも決まった音楽をかけることで、自然と気持ちが洋書に向かいやすくなると思います。
3.アンプラギングを行う
アンプラギングとは要するに通信機器のコンセントを抜くことを指します。今は充電して使う機器が多いので、コンセントを抜いても使えてしまうので、スマホやパソコンをシャットダウンしてしまう、とか、すぐには手が届かない別室に置いてしまう、などしてすぐにインターネットを使えない状態を作ることで、洋書に集中しやすい環境を作っていきます。
4.ナイト・リーディングを行う
その日の朝や日中に読んだ部分の復習や数日前に読んだ部分の読み返しなどに夜の時間は向いています。1回目のリーディングで気になった部分をもう一度読み込んでみる、というようなことをすると良いと思います。
5.ナイト・ウォーク&リスニングを行う
夜に散歩しながら、オーディオブックを聴く、というのもお薦めです。適度な運動をすることで脳が働きやすくなりますし、もちろん健康面にもプラスの効果も期待できます。(オーディオブックの具体的な利用方法についてはこちらのブログ記事をご覧ください。→『洋書での英語力UPにオーディオブックを活用すべし!リスニング力もリーディング力も同時に向上させる方法』)
6.バスルーム・リスニングを行う
お風呂で使えるスピーカーを買い、バスタブにゆっくり浸かりながらオーディオブックを聴くのも良いでしょう。特に長くお風呂に入るのが好きな人にはお勧めです。
7.アクション・レビューを行う
洋書を読んで決めた行動結果を振り返り、日記のような形で書き出してみるのも良いでしょう。行動して上手く行ったことを書いたり、上手く行かなかったことを分析してみたり、その際の自分の気持ちなどを書き綴ってみたりすることで、洋書からの学びが深まりやすくなり、洋書の内容が頭に入りやすくなっていきます
8.ドリーム・マインドセットを行う
これは直近で読んでいる洋書にこだわらず、それまで読んだことがある洋書の中から、いい文章とか良いエピソードなどを選んで読んでいくやり方です。「今日の夢に出てきたら良いな」と思えるような内容をインプットし、いい気分に浸りながら眠りにつくことができます。たとえば次の日にセールスする場面があるなら “To Sell is Human”や“Rejection Proof”の一部を読んでみたり、翌日は予定が詰まっていて忙しいくいつもよりさらに仕事の効率を高めたいなら“The Power of Less”や“The Now Habit”もしくは“The Power of Full Engagement”を読み返してみたり、とすることで、次の日に気持ちよく目覚められる「良い夢」を見られたりするかもしれません。
9.ナイト・ソーシャルを行う
その日の洋書学習や決めた行動の結果などをソーシャルでソフィーの仲間と共有しましょう。それによってモチベーションが持続しやすくなります。Instagramの投稿は ハッシュタグ#sophyacを投稿に付けてもらえると他のソフィーの仲間と共有しやすくなります。 Facebookにはソフィー生徒用のFacebookグループがあります。グループに参加すると、投稿したり他の生徒の投稿が見られるようになります。
10.次の日の英語学習の計画を確認する
翌朝のモーニングリーディングの範囲を確認したり、リーディングのための場所や道具を寝る前に用意しておいたり、昼間の移動中に聴く予定のオーディオブックをダウンロードしておいたりなど、次の日の学習計画をざっくりと立てて準備しておくことはお勧めです。これにより次の日の学習がスムースに進みやすくなります。
まとめ:まずは1つ、ピンとくるものから試してみよう!
紹介したものの中から興味を惹かれるものがあれば、ぜひ試してみてください。先月の新聞でも紹介した「一日一語」の精神でちょっとずつでも良いので続けるのが英語学習を成功させるためのコツです。ぜひ自分にピッタリの習慣づくりに取り組んでみてください。