英語でひらこう!ことばのたから箱

こんにちは、恵比寿キャンパスの現役塾生masaです。英語を読むことに抵抗感のあった私ですが、「行動するための洋書学部」で学び始めて1年が過ぎました。行動するために洋書を読むこと、そのささやかな実践としてのブログです。日常ふと目にした言葉、人のお話を聞いて耳に残った言葉、本を読んでいて心に響いた言葉・・・いろんなお気に入りの言葉を雑感とともに書き綴っていきます。いい英語、力を与えてくれる言葉をインプットしながら素敵な毎日を過ごしましょう! 素敵な言の葉を繁らせていって、お互い大きな自己成長の樹を育てていきましょう!

2007/6/13(水) Ichigo-ichie

今から7年前、イギリスの名優テレンス・スタンプが新作映画の宣伝のために来日したことがあります。世間的には「スーパーマン」シリーズの悪役ゾッド将軍がはまり役でしょうか。たとえば「コレクター」(1965年)のウィリアム・ワイラー監督、「テオレマ」(1968年)でパゾリーニ監督など映画史に燦然と輝く名匠・巨匠と仕事をすることで、唯一無二の役者としての存在感を放ってきたテレンス・スタンプ。既に老境の域に達した彼を一目見ようと、会場狭しと埋め尽くしたマスコミの取材陣に紛れて、ぼくも運よくその場に居合わせることができました。

会見の冒頭で、”まずは会場の皆様にご挨拶を”と司会者からマイクを向けられたテレンス・スタンプが発した言葉はたったひとこと

“Ichigo-ichie ” (一期一会)

あまりにも短い挨拶に件の司会者は当惑気味でしたが、テレンス・スタンプはしばらく沈黙を守り、それ以上言葉をつけ加えようとはしませんでした。

一期一会

この言葉の持つガラスのように透明で壊れやすい響きに、ざわついていた会場に静寂が訪れ、凛とした空気に変わった瞬間を覚えています。

「英語でひらこう!ことばのたから箱」と題したささやかなこのブログを、3つのIchigo-ichieの思いではじめたいと思います。

  • 今日書くブログが、もし人生で最期になるとしたらどういうことばを選び、どうコメントをつけるだろうか?
  • 今日選んだこのことばをまさに今、必要としている方がいるかもしれない。そのお一人に今日のこのことばに出会っていただきたい(一語一会)
  • 日本が誇れる知恵あることばとしての”Ichigo-ichie”とその思想を”Sushi” “Sukiyaki”のように広く英語でも周知させたい

「英語でひらこう!」と題しながら、今日のように文中に英単語が全くない日があるかもしれません。まさか、この決意表明が人生最期のブログになることはないと思いますが(笑)不定期更新となりますゆえ、回り道、わき道、気を長くお付き合い頂ければ嬉しいです。

2007/6/15(金) あなたも空を翔べる!

If you do not have vision, nothing happens.
by Christopher Reeve

今から約30年前、アメリカン・コミックの傑作「スーパーマン」がハリウッドで映画化されました。当時無名の俳優だったクリストファー・リーヴは、この一作でスターダムに登り、新たな時代のヒーローになります。真の演技派を目指していた彼にとって【クリストファー・リーヴ=スーパーマン】という固定化されたイメージからどう抜け出るかが、キャリアを重ねるにつれて彼の心の葛藤になっていったことは想像に難くありません。

役者としての幅を広げようと様々なことにチャレンジするクリストファー・リーヴ。1995年に競技中の落馬がもとで、下半身不随になった彼は、映画界からの引退を決意し、慈善団体を設立(クリストファー&ダナ・リーヴ財団)。身体の麻痺に苦しむ人たちに、回復を信じ、未来への明るいビジョンと独立心を持って生きることの大切さを自ら範として示しました。

長いリハビリ生活をへて1999年に芸能活動を再開させ、その超人的で不屈の精神の営みと活動は彼の死まで続きます(クリストファー・リーヴとその生涯についてはこちらをお読みください)。クリストファー・リーヴの人生のエピソードに触れるたびに思います。結局、彼は銀幕で、いやそれ以上に実生活で ”スーパーマン”として生きることを決断したのだと。

※ブログの表題は劇場公開当時の宣伝コピーです。

2007/6/17(月) いまを生きる(1)

Seize the day.
by Quintus Horatius Flaccus(古代ローマの詩人、ホラティウス

アカデミー賞俳優ロビン・ウィリアムズ、彼の代表作の1本「いまを生きる」(1989)で、ぼくは、はじめてこのことばに触れました。

Seize the day.

アメリカのとある全寮制の名門高校。がんじがらめの校則や親の過度な期待に縛られながら、無気力の日々を過ごしている生徒たち。そこへ赴任してきた英語の新任教師(ロビン・ウィリアムズ)が自由闊達な授業を通して、毎日を慈しむように生きることの大切さを説き、生徒たちに心をこめて伝えた初めてのメッセージ

Seize the day!

当時の劇場版字幕では、「いまを楽しめ!」と訳されていたこのセリフ。映画の原題は”Dead Poets Society”というのですが、「いまを生きる」という邦題は秀逸だなと感心したことを覚えています。

しかし、このことばは、映画の中の生徒たち以上に覇気のない大学生活を送っていた当時のぼくには、一過性の感動しかもたらしませんでした。それから時を経ること16年。このことばと思いがけない形で再会し、ぼくにとってかけがえのないフレーズの一つになります。

2007/6/20(水) いまを生きる(2)

Seize the day.

映画「いまを生きる」で初めて触れたこのことばに16年の時を経て再会することができました。それは昨年夏の「行動するための洋書塾」でのこと、アンソニー・ロビンスの”Awaken the Giant Within“(72p)を読んでいて、目に飛び込んで来た一文。

Carpe Diem! “Seize the day”

そのときぼくに湧き上がってきた疑問は、なぜseizeなのか?ということ。なぜ古代ローマの詩人ホラティウスはcarpe、おそらくはseizeを意味する動詞を選んだのか?ということ。have, take, hold, enjoy…他に代用できそうな単語はあります。ともかくseize のニュアンスを知りたくて「英辞郎」で調べてみました。

【他動詞-1】
〜を捕まえる、つかむ、捕らえる、急につかむ、取る、手に入れる、獲得{かくとく}する、奪取{だっしゅ}する、強奪{ごうだつ}する、奪う
・ He hastily seized the phone. 彼は慌てて電話をつかんだ。
・ Panic seized him. 彼はパニックに襲われた。
【他動詞-2】
〜を取り上げる、押収{おうしゅう}する、没収{ぼっしゅう}する
【他動詞-3】
〜を差し押さえる
                <以下、省略>

日本語にすると、力強いというか、物騒というか、あまり穏やかでないことばが並んでいますよね。(笑)

the dayは、なぜseizeするものなのか? 自分なりの答を得たくて、しばらく考えました。そして答えはほどなく「師のひとこと」によって訪れます。”ホラティウスの生きた紀元前”と、2000年余りを隔てた ”ぼくたちが生きている今”と変わらないある真実に気づいたのです。

2007/6/22(金) いまを生きる(3)

もう一度、seizeの例文をいくつか英辞郎で見ておきましょう。

seize the day
今を生きる[楽しむ]
・ Seize the day! It’s the most important thing in your life.
 今を生きろ。それが人生で最も肝心なことなのだ。

seize the initiative
主導権{しゅどうけん}を握る、イニシアチブをとる

seize the moment
きっかけ[チャンス]をつかむ[捕らえる]
・ I’m giving you a moment. Seize it.

なぜ、古代ローマの詩人ホラティウスはseizeを意味する動詞を選んだのか? なぜ、彼は「その日」を掴まえ、捉えなければならないと考えたのか?

昨年の秋、日本メンタルヘルス協会を主宰されている衛藤信之先生の講義を受けました。その日は、ゲシュタルト療法がテーマ。ごくごく簡単にいえば、「過去のできごとに囚われず、いまここに生きる」ことの大切さを説かれたあと、講演の最後に、1つの体験談をお話されました。

衛藤先生のご長男*空悟(くうご)くんが、小児ガンで入院されていたときのこと。病院で空悟くんと同室だった、Shunくんという男の子と出会います。あるとき、衛藤先生は、Shunくんに尋ねます。

「ねえ、Shunの将来の夢って何?」
「うん、病気を治して、おとなになること」

2007/6/26(火) いまを生きる(4)

私淑する衛藤信之先生。 入院中のご長男、空悟(くうご)くんと同室になったShunくんに尋ねます。

「ねえ、Shunの将来の夢って何?」
「うん、病気を治して、おとなになること」

”おとなになること”

いまや世界一の長寿国、日本。社会福祉、医療制度の充実した国、日本。既に半世紀以上も戦争のない国、日本。もし”おとなになること”が、成人を迎えることと同義ならば、Shunくんの夢は、ささやかな、あまりにささやかな夢です。

しかしその夢は叶いませんでした。ガン細胞は容赦なくShunくんを蝕み、末期の小児ガンの子供たちが療養する病棟に移されたあとほどなく息を引き取ったのです。まだ4歳か5歳という幼さでした。

一方、いまの日本には年に3万人もの自殺者がいるそうです。もちろんその大半は、大人たちです。”おとなになりたい”という夢が叶うことなく、夭折したShunくん。自らの手で命を絶ってしまう大人になりきれなかった大人たち。先生は、声を震わせながらぼくたちに訴えました。

みなさん、仕事や家庭や人生でひょっとすると  死にたいくらい辛いと思ったことがあるかもしれません。でも想像してみてください。みなさんが生きている今日という日は、Shunがどうしても生きたかった未来なんです。みなさんは、いま、”おとなになりたい”といって叶わずに死んでいったShunの夢そのものを生きているんですよ。

先生の目には涙が浮かんでいました。そしてこう尋ねられたのです。

みなさんは今日という日を抱きしめながら生きていますか?

「いまという瞬間<とき>を抱きしめながら生きていますか?」そのとき、気づいたのです。

Seize the day.

今日という日は、慈しむように抱きしめてあげないと腕の間をすり抜けてしまう! 今日という日は、自分がこの手でしっかり掴まないと逃げ去ってしまう! おそらくは、詩人ホラティウスが生きていた時代から、今日まで一貫して変わることのないその真実に気づかせてくれたのです。

(いまを生きる 了)

2007/6/29(金) 師を待つ準備

“When the student is ready, the teacher will appear”
 (Proverb)

”その人はひらめきと、そして人生の素晴らしさをおしえてくれた・・・。”

映画「いまを生きる」の公開当時の宣伝コピーです。とても素敵ですね。Seize the day!のひとことから始まった、詩の美しさ、人生の素晴らしさを説く新任教師との出会いが、無気力な生徒たちに自分の道を歩みだすきっかけを与えました。

「いまという瞬間<とき>を抱きしめて生きていますか?」という衛藤信之先生の問いかけ。過去の不幸な出来事を振り返っては悔やみ、今を楽しむことを忘れていたぼくたち受講生を導いてくれたことば。

いずれも師のひとことが、生徒の考えを、行動を、ひいては人生を変えた瞬間だったのです。それは、紛れもなく先生と生徒が出会った瞬間。お互いにとっての<永遠の一瞬>失敗と挫折。現状への閉塞感。自分を変えようという勇気。知りたい、学びたい、究めたいという好奇心。すべてが師を迎えるための準備。

“When the student is ready, the teacher will appear”

これからの人生で、どんな師と出会えるのでしょうね? Are you ready?

2007/7/7(土) 梅雨の晴れ間に思う

“They always danced until it rained.”
by Vic Johnson from “Day by day with James Allen”

今夜は七夕というのに、日本全国、梅雨まっさかりですね。今日は人類学者を当惑させた アフリカのある部族のエピソードから。

その部族は、何世紀にもわたり、「雨乞い」の儀式を100%の確率で成功させてきたそうです。その謎を解明しようと、調査に調査が重ねられました。けれども、その部族と他の部族の明らかな相違点は見つかりませんでした。他の部族同様、何日も、あるときは何週間も、同じような衣装で似たような儀式をとり行っていたからです。

ついに、あるとき、洞察力の鋭い学者が、彼らの雨乞いが100%成功する秘訣を発見します。雨乞いが100%成功する秘訣。アフリカのその部族は、他のどの部族とも違い、雨が降るまで踊り続けたのです!

私淑するアントレプレナーセンターの福島正伸先生は、目標の実現のために ”はじめに結論を決めなさい!”とおっしゃいます。たとえば、「将来、ぼくはパイロットになる!」 「起業して年商100億円の会社を作る!」 「日々の幸せを感じられる 愛に満ちた幸せな家庭を築く」その人らしい目標であれば、何でもよいのです。

そして、大切なことは その結論、そのほしい成果が得られるまでやめないと決断することそれが成功の秘訣だとおしゃいます。福島正伸さんの最新刊「小さな会社の社長のための問題解決マニュアル」(オススメ!)は経営指南書でありながら、自己啓発書、そして素敵なことばのたから箱というべき内容。読めば読むほど、夢と勇気が溢れてきますよ。これまでにまして、研ぎ澄まされた福島さんのことばが心に響きました。

”はじめる前に成功させる” 

”あきらめない限り、人生には成功しかない”

そして「目標の実現のための手段は100万通りある」「万策尽きた時、あきらめないという名案がある」とも常々おっしゃっています。もうおわかりですね。アフリカのその部族が雨乞い前に至った結論は、雨は降る、そう決めて雨乞いの儀式を始めたのです。雨が降るまで踊る。そう決めて「雨乞いのおどり」を踊り続けたのです。心の中で100万通りのことばを唱えながら。

ぼくは心から思います”雨が降るまで踊り続ける”これからの人生で、ぼくはそんな目標をいくつ見つけられるだろうか?

あなたに心をこめておたずねします”雨が降るまで踊り続ける”あなたは、そんな夢がもう見つかりましたか? まだ夢を探しているあなたにも、夢に向かって既に歩き出しているあなたにも。最後にもうひとつ、福島正伸さんから教わった、とても素敵なことばのたからをお伝えしますね。

夢しか実現しない
“They always danced until it rained.”

今日は七夕。1年に一度だけ織姫さまと彦星さまが出会う夜。せめて今日だけは、この部族の方々に踊りを一休みしていただきたいですね。(笑)

2007/7/23(月) たくさんの感想ありがとうございます!(1)

「梅雨の晴れ間に思う」と題した前回のブログに思いがけずたくさんの感想を頂きありがとうございました! 自分の中だけでとどめるにはもったいないもの多々あります。是非この場でご紹介させてください。

Fさんのメールから

ブログ読ませていただきました。
とても素敵なお話しで忘れていた大事なことを気付かせていただきました。
「雨が降るまで踊り続ける!」
欲しい結果が出るまでやり続けるのですね。
私達人間が毎日当たり前に歩いていますが、
最初は歩けなかったのですよね。
歩けるまで歩き続けたからこそ今日当たり前に歩きます。
当たり前のことなのに、ついつい忘れてしまいがちですね。
(後略)

読んでくださり、ありがとうございます!まったくその通りですね。

たしかに赤ちゃんは歩けるようになるまで、転んでも立ち上がっては、歩き続けます。おそらく人間が生まれたときには、”できるまでやり続ける”という本能を身につけているのでしょう。それがいつの間にか生きていく中で”1度であきらめる” ”3度やってダメだったら絶対無理だと思う”というメンタリティになってしまうんでしょうね。ぼくもその典型的メンタリティの持ち主だったりします。(汗)当たり前だけど、この話に氣付かせてくれること多くないでしょうか?

”世界一のコーチ”と称されるアンソニー・ロビンスの青年時代のメンターにジム・ローンという方がおられます。その著書”7 Strategies for WEALTH & HAPPINESS” の153p-154pに(邦訳は「億万長者製造法」河本隆行訳 サンマーク出版)にこの赤ちゃんを例にした素晴らしいフレーズがあったので英文をご紹介します。

How long should a baby try to learn how to walk?…(中略)Any mother in the world would say, ‘My baby is going to keep trying UNTIL he learns how to walk!’ No wonder everyone walks. There is a vital lesson in this.

ここまではよろしいですよね。世の母親はみんな、自分の赤ちゃんが歩けるようになるまで、トライし続けることをわかっています。

Ask yourself. ‘How long am I going to make my dreams come true?’ I suggest you answer,’As long as it takes.’ That’s what resolve is all about.

「〜するまで、・・・し続ける」をUntil 一語で表現する英語の力強さを感じます。そして、resolve=決心、決断(決めて断つ)ということば力強さを感じるのです。Fさん、氣づきに満ちた素敵な感想をありがとうございました!

2007/7/31(水) ぶったまげるくらいの夢 感想ありがとうございます(2)

梅雨の晴れ間に思う」と題したブログに頂いた感想のシェアその2です

Cさんからのメール。ありがとうございます!

雨が降るまで踊り続ける夢。自分も考えなきゃって思いました。ここ最近、自分を振り返る時間を余り持っていなかった自分に気づきました。夢しか実現しないし夢を実現するまで走り続けることが大切なのですね。
昨年末に夢を書きました。書いた夢はひとつを除いてほぼ実現しています。次の夢書かなきゃ。
(後略)

いやあ、読んでぶったまげました!!! 「昨年末 に書いた夢がひとつを除いてすべて実現した」って凄すぎます!たしかにソフィーの課題本の一冊である”Write it down,make it happen“にも、目標の実現性を高めるために 紙に書くことの大切さが書かれていました。

そして、Cさんはそれを忠実に実践され、欲しい成果を手にされた。 しかも1年のうちわずか7ヶ月で実現された。 ホントに素敵だと感じます。しかし! Cさんに失礼を承知で申しあげますね。

設定している目標や叶えようとしている夢が、いまのCさんにとって小さすぎるのではないでしょうか?

別のいい方をしますね。

Cさんが既に持ち合わせている能力やスキルやCさん自身の可能性は、いまご自分が設定されている目標よりもはるかに大きいことに、気づいておられますか?

ハリウッドの映画プロデューサー、マックス桐島さんは、次のようにおっしゃっています。

それが達成したときに、自分でもぶったまげるくらいの夢を持とう!*

かっこいい!おそらくそんな大志と心構えを持ち、日々の成長の中で、だんだんと「ぶったまげる夢」を実現するのにふさわしいスキルが身についてくるのではないかと想像します。

”世界一のコーチ”と称されるアンソニー・ロビンス、彼の青年時代のメンター=ジム・ローンも次のようにいっています。

“Your skill will grow to match your dream.”

とても残念なのは、いまのぼくは、ジム・ローンのことばが真実であると自ら証明するだけの「ぶったまげる夢」をまだ1つとして実現させていないこと。しかし! このことばを自分にとっての真実として語れるときが来るよう日々成長していきたいと思います。

Cさん、読んでいて心躍る素敵な感想をありがとうございました!残り5ヶ月で最後の夢のひとつが叶うことお祈りしています。そしてさらに大きな新しい夢を抱いて、日々ワクワクと過ごしていきたいですね。

*マックス桐島さんのことばは、岩元貴久さんのブログからの孫引きです。マックスさんの著書「仕事は演出力」213pでも同様の文章を書かれています。よりパワフルな、上記のことばを引用させていただきました。

2007/8/8(水)  ぶったまげるくらいの夢(2)

“Your skill will grow to match your dreams.”*
「まず大きな夢をもてば、スキルはあとからついてくる」 

前回のブログで引用したジム・ローンのことばです。まだぼくは、自分自身の真実として、このことばを語れる日が来ていません。だからちょっと説得力なかったかな。今日は、”ぶったまげる夢”に向かっているカッコいい男のエピソードをご紹介します。

小田全宏(おだ ぜんこう)先生。氏のエピソードを知れば、ジム・ローンのことばが真実だと感じます。松下幸之助が創設した松下政経塾のご出身で、「NPO法人 富士山を世界遺産にする国民会議」の理事・運営委員長なども務められている実業家・社会企業家です。

彼の子供の頃の夢はフルート奏者になること。その後、一度は封印された夢だったのですが、どうしてもあきらめきれず、フルートのコンサートをやろうと、昨年あらためて決断されたのです。このエピソードの続きは、小田氏の公式ホームページのコラムをお読みください。そして、そのコラムの最後の段落、”ぶったまげる夢”にご注目くださいね。では、どうぞ!

「フルートにかける夢」
http://www.odaenko.jp/diary/2007/05/post_15.html#more

最後に何と書いていましたか?ホームページで公言しちゃってますね。小田先生は、フルートだけではなく、法螺(ほら)も吹かれる方なのでしょうか?(笑)いえいえ”人との出会いは不思議だ”と書かれていますが、マダム中村との出会いで、今年5月に銀座十字屋での講演&ミニ・コンサートを実現させた小田先生。

人前でのフルート演奏は、実に久しぶりのこと。コンサートが決まってからは、ご講演で日本を駆け回る合間をぬってご自宅でかなり練習されたそうです。そして、臨んだ講演&ミニ・コンサート。やはり人との出会いは不思議です。ここからは、小田先生のご講演を拝聴したときに伺ったお話です。

当日来場されていた、プロの作曲家&編曲家の方との出会いが、小田先生を次のステージへと導きます。なんと、来年の3月26日にサントリーホールでのコンサートが決まったのです!!!サントリーホール!今度の会場は、十字屋さんの何十倍もの観客が詰め掛けますね。お忙しい合間をぬって、既にフルートの猛練習をはじめられたという小田先生。もちろん、ぼくも聴きに行きます!

”サントリーホールでのコンサート” それでも まだ夢の途中。小田全宏の”ぶったまげるくらいの夢”「ニューヨークのカーネギーホールでのグランド・コンサート」の実現を心からお祈りしています。

“Your skill will grow to match your dreams.”*

このことばは真実だ、と感じさせてくれた、しびれるエピソードです。

*前回、dreamと引用しましたが、正しくはdreamsでした。大きな夢っていくつあってもいいんですね。

2007/8/17(金) 夢を強くする方法(1)

前回のブログを書いた後、「夢」ということばは「願望」や「目標」に比べてちょっと弱いような気がする、という意見をいくつかいただきました。確かに、「人」の見る「夢」は「儚い(はかない)」なんて表現もありますしね。そこで、

Q. 夢を強くするにはどうすればよいか?

についての考えを2回にわたり、違った次元で書いてみたいと思います。

まず、考えたのは英語の”dream”と日本語の「夢」は違うニュアンスなのかということ。大書店に行って、店頭にあった「英英辞典」を片っ端からひいてみました。そして、一見無意味に思えるこの行動は、思った以上に収穫でした!

どの英英辞典もdreamの1番目の定義は表現の差こそあれ、

(1)人が眠っている間に見たり感じたりするイメージ

2番目の定義は、表現は多々あれど

(2)実現性のほとんどない考えや思い

と書かれていました。ところが、実名あげますね。「ロングマン現代アメリカ英語辞典」だけは、2番目の定義にこう書いてありました。引用します。

something you hope for and want to happen very much
何かあなたが強く、望んだり、起こって欲しいこと

あっぱれ!さすがロングマン!さすがアメリカン・ドリーム!

つぎに「国語辞典」を片っ端から手に取り、「夢」を調べてみました。これも面白かったですね。

まずは「岩波国語辞典」

定義1:眠っている間に見聞きする精神現象

”精神現象”とは、やはり岩波!かつては”岩波文化人”などということばもあっただけに硬派な定義です。

定義2:実現が困難な思い 現実から離れていること

第1義・第2義ともdreamと夢は同じでした。

新解さんの謎」 「新解さんの読み方」などの攻略本(?)もあり、他の辞書よりも人間臭くて個性的な定義でファンの多い「新明解国語辞典」(三省堂) の「夢」の第2義

実際にはありそうに思えないが、万一実現するとよいなあと思われる事象 

何か、編纂者の万感の思いがこもっていますね。(笑)

ほかに何冊か、調べてみましたが、残念ながら、「ロングマン現代アメリカ英語辞典」のようなポジティブな第2義を「夢」に与えた国語辞典はありませんでした。

書棚を見渡して気づいたのですが、最近では、小・中学生向けのための学習辞書もいろいろ発売されているんですね。「小学国語新辞典」(旺文社)の「ゆめ」の第2義

ゆめ=のぞみ、きぼう、はかないこと

小学生に、溜息つきながら「ああ、はかないなあ」なんて言ってほしくないんですが(笑)

ユニークな指導方法で、いまや世界中に広がった”公文式”「くもんの学習国語辞典」(くもん出版)の「夢」の第2義も残念ながら”実現性の低いこと”に焦点をあてた表現になっていました。

小・中学生の義務教育で、「夢」=はかなくて実現性の低いことと擦り込まれた上で、「将来の夢」などという課題作文を書かされてはたまったものではありませんね。かくいうぼくも最近ようやく、「夢」=実現性の低い願い、という定義を学校教育で無意識に受け入れてきた自分に気がつきました。

一筋の希望の光が!「小学国語辞典」(偕成社)の第2義

こうしたい、こうなりたいと願っていることがら

うん、よしよし。あえていえば、「強く願っていることがら」とか「心から願っていることがら」としていただければ、なおよかったですね。

結論です。

Q. 夢を強くするにはどうすればよいか?

  (答1) 自分にとっての「夢」ということばの定義を変える

以前ご紹介した、福島正伸先生や、前回ご紹介した「フルートにかける夢」の小田全宏先生の「夢」の定義が、(2)実現性のほとんどない考えや思い、ではないことは火を見るより明らかですね。もういちど書きます。夢を強くするにはどうすればよいか? 自分にとっての「夢」ということばの定義を、今から意識的に変えることです

dream:
something you hope for and want to happen very much

夢:
こうしたい、こうなりたいと、心から強く願っていることがら 

「夢」の第2義を上記のように書き換えたとしたら・・・それは、とりもなおさず、多くの人が「夢」は実現しないもの、とあきらめるより「夢」は強く願えば叶うもの、と信じられるようになること。自分の「夢」に向かって行動を起こし、「夢」を実現する人が増えること。将来すべての国語辞典において、「夢」の第2義が、上記のように書き換えられる日がくること。

そんな社会の実現こそが、教育に携わる方々にとっても、日本語を母国語とするわれわれにとってもまさに「夢」ではないでしょうか?

2007/8/21(火)  夢を強くする方法(付記)

前回のブログに関連してご紹介したいサイトがあります。スポーツ選手のメンタルトレーニングの第一人者である、西田文郎先生が会長を務める日本アホ会という奇妙でとても素敵な組織があります。詳細は、HPのご挨拶文を読んでいただきたいのですが、西田先生の文章を少し引用させていただくと、

アホ会は、夢を語る会であり、マイナスの言葉は一切使ってはいけない会で、夢を持ったアホは入れますが、まぬけは入れない会です。(笑)
(中略)
「アホ会」は、メンバーが語る『夢』が、どんなに大きくても、どんなに非常識でも、どんなにアホな『夢』でも絶対に否定しない会なのです。

ここで、「アホ」というのは「ぶったまげる夢を持っている」ことと同義であり、最大限の賛辞なのです。ぼく自身、昨年6月の第1回西田塾・日本アホ会 〜アホがつくる新しい日本の夜明け〜のパーティに参加していたりもします。(笑)その関連サイトに、「ちょっとアホ!数珠つなぎブログ」その7月3日の記事に『夢=ドリーム』の大ウソ!?と題してメンタルトレーナーの臼井博文さんが記事を寄せてらっしゃいます。

やはり、日本とアメリカで「夢」についての教え方が根本的に違っている。夢=叶うもの、という考え方を少なくとも「日本アホ会」では採用しようと書いてらっしゃいます。臼井氏も、「夢」とdreamを日本、アメリカそれぞれの教育でどう教えているかが気になり調べてみたそうです。やはり、「アホ」は考えることもやることも似てますね。(笑)ほかに各界で活躍中の「アホ」な方々が、リレー形式で綴るとても楽しく勇気あふれるブログですので、オススメします。

2007/8/27(月)  夢を強くする方法(2)

A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality.
by John Lennon

ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ。

8/17のブログで、夢を強くするにはどうすればよいか?自分にとっての「夢」ということばの定義を、意識的に変えると書きました。今回は、2つめの方法についてです。こちらは誰もが繰り返し言っていることですが、

夢を自分一人の中だけで終わらせず、誰かに話し、誰かとその思いを共有すること

だと思います。有名な、あまりに有名なジョン・レノンのことばです。自分のもつ夢を口にすれば、「ありえない妄想だ」とバカにされるかもしれない。理解されない不安、拒絶される恐怖。

けれども同じような「ありえない夢」を抱いてる誰かがいるかもしれない。共感してくれる人がいるかも知れない 協力してくれる仲間が見つかるかもしれない。一緒に夢を語れる友が見つかるかもしれない。一緒に夢を追いかけられる親友ができるかもしれない。

一人で夢をあきらめるより、誰かと一緒に夢に向かってみてはどうだろうか?

これも福島正伸先生のご講演で聴いたことば「夢の親友は夢」蓋し、名言です!

A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality.
by John Lennon

2007/8/28(火)  私には夢がある(1)〜世紀の名スピーチ

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by their character.
by Martin Luther King Jr

私には夢がある。
いつの日にか、私の4人の幼い子供たちが肌の色によってではなく、人となりそのものによって判断される国に住む時が来るという夢が。

今日はあえて、アメリカの歴史に残る名スピーチといわれるキング牧師の「私には夢がある」から最もよく引用される部分を取り上げてみます。この演説は、いまからちょうど44年前の1963年の今日8月28日にワシントンで行われたものです。

全文テキストはここで読めます。
http://www.americanrhetoric.com/speeches/mlkihaveadream.htm

ちなみにこのサイトでは、「アメリカの名スピーチ100選」を独自に選んでおり、「私には夢がある」をはじめとする数々の名スピーチに容易にアクセスすることができます。
http://www.americanrhetoric.com/top100speechesall.html

ほんとに、簡単で便利ですよね。本当にありがたいことです。

「映画」「テレビ」「コンピューター」「インターネット」「動画配信」「電子図書館」も、すべては発明家や技術者たちの「妄想」や「夢」から始まったんですね。

自分のもつ夢を口にすれば、 「ありえない妄想だ」と バカにされるかもしれない。理解されない不安、 拒絶される恐怖。それを乗り越えて「実現した夢」の数々の恩恵を、私たちはいま享受しているのですね。素晴らしい時代に生きています。ほんとうに有難いことです。It’s a miracle!

“I have a dream that my four little children will one day live in a nation
where they will not be judged by the color of their skin but by their character. “
by Martin Luther King Jr

2007/8/29(水)  私には夢がある(2)〜12歳の少女の夢

In my life, I have dreamt of seeing the great herds of wild animals, jungles and rainforests full of birds and butterflies, but now I wonder if they will even exist for my children to see.
by Severn Suzuki

私の世代には、夢があります。野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?と、いま私は心配しています。

今回のことばは1992年6月 ブラジル、リオ・デ・ジャネイロでの「環境と開発に関する国連会議( 環境サミット)」 に集まった世界の指導者たちを前に、当時12歳の少女、セヴァン・スズキが行った伝説のスピーチから。

あなたが世界を変える日英文・上記で引用した日本語訳の全文もここで読めますので是非!
http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_riospeach.html
とにかく、「伝えたい!」という真摯な想いがこもっています。もちろん英語のスピーチなのですが、日本に古くからあるあのことば「言霊」(ことだま)を感じます。そのひとこと ひとことに、心が揺さぶられます。

あなたが世界を変える日』というタイトルで、この講演の内容が絵本にもなっています。あるいは「環境サミット」「セヴァン・スズキ」などのいくつかキーワードを入力すれば、講演の動画もみつかるかもしれません。

昨日は、歴史の先人の「妄想」や「夢」のおかげで数々の文化的・文明的恩恵を、私たちがいま享受していること、それゆえ有り難くも素晴らしい時代に生きていることを書きました。

片やセヴァンの言うように、地球温暖化・オゾン層の破壊・熱帯雨林の消失といった”地球レベル”で解決すべき大きな課題を与えられた試練の時代に私たちが生きているということも、心に刻んでおく必要がありますね。

In my life, I have dreamt of seeing the great herds of wild animals, jungles and rainforests full of birds and butterflies, but now I wonder if they will even exist for my children to see.
by Severn Suzuki

2007/8/30(木)  Think different

7月7日の七夕ブログ以来、「夢」についていろんな形で書き連ねてきました。時には1回で読んでいただくには、あまりに長い文章もあったかもしれません。「想い」がうまく伝えられたか 自信がありませんが、結局こういうことなんだろうと思います。下記の映像を感じてみてください。

2007/9/9(日)  未来を拓く君たちへ(1)

You should make sure that the outside of you is a good reflection of the inside of you.
by Jim Rohn and Chris Widener

以前、 1992年の環境サミットでの伝説のスピーチ当時12歳の少女、セヴァン・スズキのことばを引用したときにぜひ紹介したかった1冊の本があります。シンクタンク ソフィアバンク代表の田坂広志さんが、2005年に上梓された「未来を拓く君たちへ」(くもん出版)この本には、田坂先生の「言霊」と「人生観」が凝縮されており、”渾身の一冊”ともいうべき素晴らしさ!ぼくにとっては”座右の書”というより、”命がけで好きな”一冊です。

「未来を拓く」とは、・自分自身の未来を切り拓くことのみならず・人類の未来を切り拓くこと。そのために「志」を抱いて生きることの大切さを説いておられます。そして「志」を抱いて生きることで、

  • 満たされた人生
  • 香りある人生
  • 大いなる人生
  • 成長し続ける人生

を生き切ることができる、と。本のタイトルから想像すると子供たちや学生など”将来のおとなたち”に向けられたメッセージに思われるかもしれません。ぜひ読むべきは、大人たち。「志」ある大人の後姿を子供たちに見せることで、”将来のおとなたち”も自分の未来を拓いていこう、人類の未来を拓いていこう、という気概を持てるようになると思うからです。そして田坂さんもおっしゃる通り、子供たちや若者たちの姿は、我々大人の姿を映し出す「曇りなき鏡」だからです。

一見無関係に思える、ジム・ローンのことば

You should make sure that the outside of you is a good reflection of the inside of you.

をなぜ冒頭に引用したのか?もうご理解いただけましたね。

2007/9/21(金)  未来を拓く君たちへ(2)

There are only two ways to live your life. One is as though nothing is a miracle. The other is as though everything is a miracle.
by Albert Einstein

2005年に上梓された田坂広志さんの『未来を拓く君たちへ』(くもん出版)には心を揺さぶられることばや
味わい深いエピソードが多いのですが、読んだ当時のぼくにとって、もっとも心動かされたのは、人と人とがめぐり逢うことの「奇跡」について触れられた箇所です。ほぼ同様の思想を下記のリンクでもお読みいただけます。「永遠の一瞬」
 http://www.tama.ac.jp/blog/relay/doc.php?p=227

この本には、

などの西洋の哲学・科学・ことばと思想と

  • 天台宗を開いた最澄のことば、「一灯照隅 万灯照国」
  • 自分の命を何に使うか?という深い問い「使命感」
  • 人生における人とのめぐり合い、一期一会に「深いご縁」を感じる感謝のこころ

などの日本古来の宗教観・死生観・ことばと思想とが援用されています。

抜群のバランス感覚と論理構成、平明な表現、溢れるやさしさと厳しさそして田坂さんの魂のこもった圧倒的なことばの力をもって
読み手に「それで、君はどう生きるの?」「一度きりの君の命を何に使うの?」と迫ってきます。

先週末、田坂広志先生に私淑するぼくの仲間うちでこんな会話をしていました。食事前の挨拶は、英語では、”Enjoy your dinner! – Yeah, I will” といった会話が普通ですね。いっぽうで日本語の”いただきます”の挨拶は、

“Thank you for your life.”
 〜あなたの命をありがとう〜

の思想ではないか、という話から発展して 「有難い」とか「縁」とか「一期一会」という日本古来からの素晴らしい思想や精神は、ウェブ2.0以降のグローバル化する社会でこそ、広く世界に伝えていく意義があるね、という話に及びました。折しも、本日送信された田坂さんのメールマガジンによると、『未来を拓く君たちへ』の英語版が

“To the Summit”
サブタイトル: Why Should You Embrace an Ideal in Your Hearts?

として、11月からアメリカ、カナダ、英国を始めとして、アジアも含む世界の英語圏で発売されることが、決まったそうです!!!本当に有難いことですね。詳しくは田坂さんの公式ブログ「新しい風」をご覧ください。
http://blog.hiroshitasaka.jp/

There are only two ways to live your life. One is as though nothing is a miracle. The other is as though everything is a miracle.
by Albert Einstein

私たちの生き方には二通りしかない。奇跡など全く起こらないかのよう に生きるか、すべてが奇跡であるかのように生きるかである。(アルバート・アインシュタイン)

2007/10/9(火)  ゲバラの手紙(1)

今日10月9日は、 高校時代のころを振り返ったジョン・レノンをして、 「あのころ世界で一番かっこいいのがエルネスト・チェ・ゲバラだった」 といわしめたゲバラの40回目の命日(1967年没)にあたります。今日はゲバラが、1965年に書いた5人の子供たちへの手紙を一部抜粋で。そして明日から、2度にわたりぼくの雑感を綴ります。 まずは、味わってみてください。

To my children,

If you ever have to read this letter, it will be because I am no longer with you. You practically will not remember me, and the smaller one will not remember at all. Your father has been in a man who acted on his beliefs and has certainly been loyal to his convictions.
(中略)
Always be capable of feeling deeply any injustice committed against anyone, anywhere in the world. This is the most beautiful quality in a revolutionary. Unitil forever,my children, I still hope to see you. A great big kiss and a big hug from.
Papa

わが子たちへ
いつかお前たちがこの手紙を読まなくてはならないとしたら、それは私がもうお前たちの間からいなくなったからだろう。じっさいお前たちはもう私を思い出さないかもしれない、とくに小さい子は何も覚えていないかもしれない。お前たちの父はいつも考えた通りに行動してきた男であり、間違いなく自らの信念に忠実だった。
(中略)
世界のどこかで、誰かがこうむっている不正を、心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。これこそが、革命家としてのもっとも美しい資質なのだから。さようなら、わが子どもたち。いまでも私はお前たちに会いたいと思う。しかし今はただ、大きな大きなキスと抱擁を贈る。
パパより

2007/10/10(水)  ゲバラの手紙(2)

ゲバラが命を賭して自分の信念に生きることを誓いながら、5人の子供たちに宛てた手紙。いかがでしたか?

世界のどこかで、誰かがこうむっている不正を、心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。これこそが、革命家としてのもっとも美しい資質なのだから。

ここだけが局地的かつ頻繁に引用されることが多いため「革命家」云々という部分だけが一人歩きしがちですが、「人間」と置き換えてみてはどうでしょうか?人々に寄せる彼の共感性の高さがわかりますね? あるいは是非「政治家」と読み替えつつ、胸に手を当てて、心して読んで頂きたい面々もいらしゃいます。

手紙を通して、ゲバラが子供たちに心から伝えたかったのは、「革命家の理想」や「政治的な主義主張」を超えた”他の人の気持ちを汲み取ること” ”自分の信じた道を歩くこと” ”自分の想いと行動を一致させること”の大切さではなっかたかと感じます。

※彼が医学生時代にバイク縦断した南米大陸。そのときの旅日記「モーターサイクル・ダイアリーズ」は のちに映画化もされ、第77回アカデミー賞数部門にノミネートされました。情熱的で義侠心に溢れた青年が、親友と大自然の中を疾走し、旅先での人々との出会いを通して、人間的な成長を遂げる姿は、読んでいて、見ていて清清しい気持ちになります。原作映画ともにオススメです。そして、作家の戸井十月さんがバイクで南米大陸を走破した旅行記「遥かなるゲバラの大地」も旅好き・バイク好きには読んで楽しい一冊です。

2007/10/18(木) ゲバラとアンソニー・ロビンス

我ながら、めちゃくちゃなタイトルですね。(笑)先月読んでいた本にこんな一節がありました。

 ”We can choose how we will live on in their hearts and memories of others.
 …
 What kind of legacy will you leave? How will your family and friends remember you?”
 by Chris Widener(“Live the life you have always dreamed of!”)

10・9のブログに引用した、ゲバラが命を賭して自分の信念に生きることを誓いながら、5人の子供たちに宛てた手紙。

“You practically will not remember me, and the smaller one will not remember at all. Your father has been in a man who acted on his beliefs and has certainly been loyal to his convictions.”  

じっさいお前たちはもう私を思い出さないかもしれない、とくに小さい子は何も覚えていないかもしれない。お前たちの父はいつも考えた通りに行動してきた男であり、間違いなく自らの信念に忠実だった。

アンソニー・ロビンスは、著書“Awaken the Giant Within”(180p)で、”Quality questions create a quality life.”と述べています。つまり、自分にどんな質問をするかが、人生の質を決めてしまう、と。そして、ゲバラのことばと照らしてふと空想しました。当然ながら、ゲバラとアンソニーは面識がない(当たり前ですね)もし、ゲバラが日々、自分自身にしていた質問があるとすれば、きっとこうだったに違いない。

  • 自分の人生を賭しても証してみたいこと、実現させたいことは何だろうか?
  • 自分はどんな父親として子供たちに記憶されたいか?
  • 自分が死んだ後、何をこの世に残そうとしているのか?

日々どんな質問をするかが、人生の質を決める、というアンソニー。だとすれば、「これはぼくにできるだろうか?」とか 「なんでこんなにぼくは優柔不断で一貫性がないんだろうか?」といったレベルの低い質問はやめなきゃ!ですね。さしあたっての質問はこうでしょうか。

 — ぼくは明日、目覚めたら、自分にどんな質問をしようか?

そして、心をこめてお尋ねしますね。あなたは一日の終わりにご自分にどんな質問をしますか?

Quality questions create a quality life.

2007/11/3(土) 見えない砂時計

11月になりました。街には「年賀状印刷受付中」という”のぼり”も見られますね。今年も残すところ2ヶ月。

“We are but breezes of wind that blow through this world. Here one day,gone the next. No one knows how long they will live. You cannot choose how long you will live,but you can choose how well you will live.”
by Jim Rohn and Chris Widener, from “Twelve Pillars”

我々はこの世を吹き抜ける一陣のそよ風のようなもの。人はどれだけ長く生きるかは選べない。しかし、いかによく生きるかは、自分自身の選択。

今年も残すところ、あとちょうど60日。今日ここでシェアしたい人生のメタファー(比喩)があります。「見えない砂時計」というメタファーです。9月9日の記事でも紹介しました田坂広志さんの『未来を拓く君たちへ』の96pより引用します。

我々一人ひとりの側には、「目に見えない砂時計」がある。 その砂時計は、刻々と砂が下に落ちている。そして、それは、我々の「命の砂時計」。その砂がすべて下に落ち切ったら、我々の命は終わる。 しかし、それは「目に見えない砂時計」。だから残された砂の量は、見えない。そのため、いつ砂が落ち切るか、分からない。ただ、さらさらと砂が落ちる音だけが、聞こえてくる。

その砂時計を想像してほしい。そして、その砂の落ちる音に耳を傾けながら生きてほしい。そのとき、君は、「死」を忘れることなく、日々を生きていくことができるだろう。

(中略)

「死」を覚悟したとき、生き方が変わるからだ。では、どのように変わるのか。 「生きる」から「生き切る」へ、そのように、我々の生き方が、変わる。

(中略)

今日という一日を、精一杯に、生き切ったか。悔いは無いか。思い残すことは無いか。

ここでもアンソニー・ロビンスの

Quality questions create a quality life.

が活きてきます。で、考えたこと・・・。

  • もし”今年も残すところあと60日”ではなく、 あなたが”この世にいるのが、あと60日”だとしたら、 残りの時間で何をしますか?
  • もしあなたの「砂時計」の砂があと60日ですべて落ち切るとしたら、 どういう自分になりたいですか?
  • 最後に気まずい別れ方をしたままの友達はいませんか?
  • 誰とどういう想い出を作りたいですか?

とてもとても大きな質問で、すべての答えを出すのに6日間くらいかかってしまいそうですね。(笑)ぼくは、まず今夜、両親に「ありがとう!」の電話をしてみることにします。父も母も、年とともに早寝になったから、すぐに電話しないと・・・。

2007/11/21(水) 掛け算で考え、掛け算で行動する(1)

These three – talents, knowledge and skills – combine to create your strengths.
(from “Now, Discover Your Strengths” by Marcus Buckingham & Donald O. Clifton)

社会起業家という仕事〜チェンジメーカーⅡ先日、フォトグラファーの渡邊奈々さんの新刊「社会起業家という仕事〜チェンジメーカーⅡ」の出版記念鼎談会に行ってきました。渡邊さんは、フォトグラファーとしてご活躍のかたわら、世界中の「社会起業家」にいわゆる”芋づる式”に会いに行き、ポートレイト写真とインタビュー記事で かれらの仕事ぶりをご紹介される活動を10年近くも続けてこられた、 日本における「社会起業家」伝道の、 まさに第一人者。ご自身がこの活動を始められた契機について、 司会の藤沢久美さんの質問を受けて、 概ね次のようにおっしゃいました。

  • 私は日本人でありながら、海外生活が長いので、日本を客観視して見ることができる(そして氣づいたことは、「日本人は社会的弱者に対する共感性が乏しい」、ともおしゃっていました。)
  • 「写真家」という好きな仕事を通じて自立している
  • 仕事を通じて知り合ったネットワークやコネクションを持っている

これら3つの強みを掛け合わせて、自分として何ができるか、何が伝えられるかを考えた結果、社会をよりよい場所にしようと志す社会起業家たちの姿を写真という自分が得意なスキルを通じて仕事を通じて知己を得たファション雑誌などの場で地道に紹介していくことを決意されたそうです。

自分の能力や才能、好きなことの領域を掛け算で考え、掛け算で行動することでナンバーワン&オンリーワンのポジショニングになれる。そこでご紹介したい本が、これ。ぼくの周りは、ひそかにブームなんです。

(つづく)

2007/11/28(水) 掛け算で考え、掛け算で行動する(2)

前回の続きです。あなたは、ご自分の強みを言語化できますか?自分の強みを見つけることって、 結構難しかったりしますよね。強みを見つけるのにビジネスシーンでよく使われるのが、「SWOT分析」というフレーム。

51A7ZKPW20L個人の能力を開花させるという意味で、いまぼくの周りでひそかなブームになっているのが、これ。「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 〜あなたの5つの強みを見出し、活かす ご存知の方もいらしゃるでしょうが、 2001年に日本語訳版が発売され、 いまもロングセラーを続けている本です。

この本では、個人のもつ特徴的な資質を 34に分類しています。書中に指示された、WEBサイトにつながり、そこで提示される160の質問に答えると……”ストレングス・ファインダー”という診断システムを通じて自分の上位5つの強みを知ることのできる楽しい仕組みです。

特筆すべきは34のパターン分類ではなく、上位5つの才能の掛け算で本人の強みを見出すというコンセプト。従って全く同一の資質を持つ人の出現率は、約3340万分の1!ご自分の”オンリーワン”の強みを見つけるのにとても有効なツールです。

「5つの強み」を参考に企業内でのチームビルディング個人の潜在能力を最大限に引き出すコーチングに活用されているようです。この本のコンセプトである“ストレングス・ファインダー”という考えかたを詳しく知りたい方は、こちらが参考になります。
→ http://www.jobweb.co.jp/career/2006/10/200.php

概して自分の弱点や欠点は自覚しやすくて、それに焦点が当たって自己嫌悪になったり、それを克服しようと努力する人は多いですよね?この本は、自分の強みをさらに磨いていこう!というポジティブな内容です。自分をより知るためのツール、自分をより好きになるためのツールとしてとてもよいと思います。何よりやっていて、とても楽しい!そして氣づいたこと・・・

「5つの強み」の診断結果をまわりの友だちと比べてみると自分と共通する資質を持つ友人をより多く引き寄せているとわかりました!

2007/12/7(金) いまの自分と握手をすること

“A human being’s first responsibility is to shake hands with himself.”
by Henry Winkler

前回、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 という本をご紹介しました。自分の弱点や欠点に焦点を当てて自己嫌悪になったり、 それを克服しようと努力するのではなく、 いまの自分を認め、自分の強みを”掛け算”でさらに磨いていこう! というポジティブな姿勢に貫ぬかれた本。

そこで思いだしたのが、 映画プロデューサー&監督&役者とマルチに活躍する ヘンリー・ウィンクラーの有名なことば。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=6939
弱点や欠点も含めた自分を許し、自分を好きになること。 まずはそこから。 ”人がいちばんにしなくてはならないのは、自らと握手をすることだ。”シンプルですが、味わい深いことばですね。

2007/12/9(日) 自分らしく輝いて あること

Yeah we all shine on, like the moon, and the stars, and the sun.
by John Lennon

弱点や欠点も含めた、いまの自分が好きであること。自分だけの”オンリーワン”の価値と役割と使命に氣づけたとき、人はその人なりの輝きを放つのだと、最近、周りの人を見ていてようやくわかりました。月のように輝くひと、星のように輝くひと、太陽のようなひと。

昨日12月8日はジョン・レノン(1980年没)の命日でした。こんなイベントも行われ、
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2007/12/2998/index.html
ジョン・レノンの輝きは、彼が亡くなったあともますます増しているようです。さあ、そろそろ才能(じぶん)に目覚めましょうか?

Yeah we all shine on, like the moon, and the stars, and the sun.

2007/12/22(土) 
人と人の間で生きる

Your gifts, talents, and abilities were given to you for a reason. Use them.
(中略)
You can and will make somebody’s day.
by Mike Litman

ソフィーの洋書学部で人気の高い教材の1冊 ‘Conversations with Millionaires‘の Mike Litman、彼のメルマガにあったことばです。”make one’s day”にはいくつか意味がありますが、英辞郎のこの例文がもっとも近いでしょうか?

I want some roses over there. I want to make my mom’s day.
そこのバラください。お母さんを喜ばせたいの。

れっきとした理由があって、あなたに与えられた才能や能力。それに氣づき それを活かすこと。そうすることで、あなたはきっと周りの人を喜ばせることのできる人になる。ひょっとすると、 「自分にはとりたてて”才能”や特別な”能力”なんてないんだけどな〜」 と感じている人もいるかもしれません。それでも、あなたは素晴らしいし、 ”ちっぽけな自分”(だと思いこんでいる自分)が、 どれだけ他人の人生に影響を与えているか、に氣づくこと。

人間というのは、独りではない。文字通り、「人」と「人」の「間(あいだ)」で、生きているんだということ。このことを教えてくれた、ほんとうに素晴らしい映画があります。「素晴らしき哉、人生!」ぼくの大、大、大好きな映画です。特にクリスマスに見るには、絶好の作品ですので、次回から何度かにわけてご紹介しますね。

Your gifts, talents, and abilities were given to you for a reason. Use them.
(中略)
You can and will make somebody’s day.
by Mike Litman

2007/12/24(月) 「素晴らしき哉、人生!」(1)

Each man’s life touches so many other lives, and when he isn’t around he leaves an awful hole.
from “It’s a wonderful life”(1946)

「一人の人生は大ぜいの人生に影響を与えているんだ。きみ一人いないだけで、ぽっかりと穴が開いたように世界は一変するんだよ」

映画「素晴らしき哉、人生!」での”2級天使”クラレンスのことばです。”ちっぽけな自分”(だと思いこんでいる自分)が、どれだけ他人の人生に影響を与えているか、に氣づくこと。人間というのは、独りではない。文字通り、「人」と「人」の「間(あいだ)」で、生きているんだということ。

素晴らしき哉、人生!このことを教えてくれた、ほんとうに素晴らしい映画が1946年にハリウッドで製作された「素晴らしき哉、人生!」 です。映画に携わる仕事をしていると、 「今までに見たベスト1の映画は何ですか?」 と無茶な質問をされることが多々あります。(笑)年末が近づいているときにお答えする1本です。「素晴らしき哉、人生!」たくさんのブログがありますので、読みやすいものをいくつかご紹介します。

簡単にスートリーをご紹介しますね。

人生に絶望した主人公ジョージがクリスマスの夜に飛び降り自殺を試みるシーンから映画ははじまります。そして物語は回想形式で、ジョージの子供時代からの半生を描きます。彼の夢は、いつか生まれ故郷を飛び出しての世界一周旅行。大学を卒業してまさに夢に向かって進もうとしていたジョージは、父の急死により、意に反して父の住宅ローン会社の経営を継ぐことになります。ことあるごとに経営困難や経済恐慌などの逆境。夢が叶うことなく、一度も街から出ることのなかった彼の人生。

ある日、従業員の過失で会計上に巨額の穴があき、おまけに街の黒幕の陰謀と密告で絶体絶命の危機が訪れます。会社に監査が入り、不正取引の嫌疑でジョージへの逮捕令状も手配され、逃げ場のなくなったジョージ。橋の欄干から飛び降り自殺を昨を図ろうとした、その時におよそ天使らしからぬ姿をした、とぼけた老人が彼を救い出します。

“I suppose it would have been better if I’d never been born at all”
 「俺なんか生まれて来なければよかったんだ」
と自分を責めるジョージに、

”2級”天使のクラレンスは
「じゃあ君は生まれてこなかったことにしてあげよう」
とジョージが生まれなかった世界の姿を見せます。

彼が存在しない世界はどうなっているか・・・

(つづく)

2007/12/25(火) 「素晴らしき哉、人生!」(2)

Each man’s life touches so many other lives,
and when he isn’t around he leaves an awful hole.
from “It’s a wonderful life”(1946)

前回の続きです。

「俺なんか生まれて来なければよかった」と悔やむジョージに、
「じゃあ君は生まれてこなかったことにしてあげよう」
と天使クラレンスはジョージが生まれなかった世界の姿を見せます。

その世界の姿とは・・・ネタバレになりますので、ここでは書きません。(笑)ぜひ映画をご覧くださいね。「素晴らしき哉、人生!」

自分のいない世界を見たジョージは心から叫びます。

“I want to live again. I want to live again. Please, God,let me live again.”

「もう一度自分の人生を生きたい!」
「神様、もう一度自分を生かせてください」

ふたたび自分の人生を生きることを選択したジョージの目に映る街の様子、そして彼の人生は・・・ ここから映画は音楽にのせて畳み掛けるように クライマックスに突入します。ストーリーを知っているはずなのに何度観ても涙が止まらないんです!そして、ラストシーンでは 天使クラレンスからジョージに贈られた一冊の本と彼からの素晴らしいクリスマスのメッセージが・・・。

“Dear George, remember …..
Thank you for ….Love Clarence”(※)

(つづく)

※<注>
先に映画をご覧になりたい方、まだ映画の結末を知りたくない方は、次回のブログを読まないでくださいね。

2007/12/29(土) 
「素晴らしき哉、人生!」(3)

Remember, no man is a failure who has friends.

映画のラストシーンで、2級天使クラレンスが、ジョージに伝えたメッセージがこれでした。

「友のいるものは敗北者ではない。」
「友あるものは救われる。」

英語の全文は、

 Dear George,
 Remember no man is a failure who has friends.
 Thanks for the *****, Love, Clarence.

*****は、映画の最大のオチなので、これは内緒。見てのお楽しみです。「素晴らしき哉、人生!」の映画全編を通じてのテーマは、人間への賛歌 そしてタイトルの示す通り、人生への限りない賛歌です。何度見ても泣いてしまいます。毎年、何度見直しても発見があります。

  • 自分の人生がどれくらい他人とかかわっているか、周りに支えられているか
  • 人はどれだけ人にあこがれ、人と感動を分かち合っているか
  • 欠点や弱点も含めていまの自分を心から受け入れて好きになること
  • ”ちっぽけな自分”(だと思いこんでいる自分)が、どれだけ他人の人生に影響を与えているか、に氣づくこと
  • 人間というのは、独りではない。文字通り、「人」と「人」の「間(あいだ)」で、生きているんだということ」

を教えてくれる映画です。

Remember, no man is a failure who has friends.

最後に年の瀬にあたり、もうひとこと書かせてください。今年、会心の一年を生きられた方も、ご自身の「困難」や「悲しみ」や「トラブル」を克服され、ようやく光のさす方向に歩まれはじめた方も あるいはひょっとするとこれから人生の「チャレンジ」や「艱難辛苦」に立ち向かわれることになる方もいらっしゃるかもしれません。

  • 自分に起こるすべての事はベストだと信じること
  • いま、この瞬間、あなたが生きている、それだけで素晴らしい、と感じ感謝すること

2008年があなたにとってさらに素敵な1年になりますように!最後まで読んでくださったことに心からの感謝をこめて

It’s a wonderful life.

2008/1/7(月) 20年もたてば・・・(1)

“Twenty years from now, you will be disappointed by the things you didn’t do than by the things you did do.” So,…
by Mark Twain

今年最初のことばです。年末のブログでご紹介した『素晴らしき哉、人生!』の主人公ジョージが愛読していた作家マーク・トウェインのことばをご紹介しますね。

 20年もたてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる

このことばを教えてくださったのは、経営コンサルタントで税理士の岡本吏郎先生でした。人間心理には「ゲシュタルト」(ドイツ語で”形態”の意味)といって、どうしても欠けているものを埋めたくなったり、異質なものや欠けているところに目を向ける性質があるそうです。

だから、おそらく20年たって過去を振り返ると”やって後悔したこと”や ”やって満足したこと”より”やらなくて後悔したこと”に焦点をあててしまうのでしょうね。確かに、ぼくの人生の前半を振り返ってみると、「ゲシュタルト」という人間の特質を理解しつつも ”あのときこうしておけば”ということを考えることがままあります。

実は、マーク・トゥエインのことばにも “So,…”のあとまだこの先があります。そして、このあとのことばが実に素晴らしいんです。

20年もたてば、したことよりもしなかったことを後悔するようになる。
だから●●●

あなたの「ゲシュタルト能力」(笑)を最大限に生かして”だから・・・”の続きの文章を考えてみてくださいね。

(続く)

2008/1/11(金) 
20年もたてば・・・(2)

“Twenty years from now, you will be disappointed by the things you didn’t do than by the things you did do.
So,throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.”
by Mark Twain

前回あえて載せなかったマーク・トゥエインのことばの後半部分をご紹介します。”So,…”のあとです。

20年もたてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる。
だから、はらみ綱を投げ放とう。安全な港から出帆しよう。貿易風を帆いっぱいにとらえよう。冒険しよう、夢を見よう、発見をしよう!

このことば、なぜか前半部分のみが引用されることがほとんど。個人的には後半の英語の力強さが、とても好きです。お分かりのとおり、マーク・トウェインにとっての「人生」のメタファー(比喩)って、「航海」なのですね。たしかに、安全な港から船を出さなければ嵐に遭うリスクはありません。難破する危険もありません。でも勇気を持って、港を出て行くからこそ

  • 嵐が去ったあとの青空にかかる虹の美しさに感動したり
  • 群れては鳴く海鳥の声に聞き入ったり
  • 近くを通った船のデッキから手を振ってくれる人の温かさを感じたり
  • 遥か水平線の遠くに島を見つけたときの心躍る喜び

があるんでしょうね。「やるか?やらないでおくか?」迷ったらやってみよう! 「言うか?言わないでおくか?」迷ったら言ってみよう! 「冒険するか?安全策で行くか?」迷ったら冒険してみよう!”安心領域を超える”これこそ、マーク・トウェインが伝えたかったことだと思います。あー新年早々興奮してきました。(笑)あなたは「人生」を何に喩えますか?

“Twenty years from now, you will be disappointed by the things you didn’t do than by the things you did do.
So,throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.”
by Mark Twain

2008/1/18(金) 知的生産性向上のためにもっとも大切なこと

“We can no more afford to spend major time on minor things than we can to spend minor time on major things.”
by Jim Rohn

少し分かりやすく意訳すると

くだらないことに多くの時間を割いている余裕はない。大切なことに少ない時間しか使えなくなってしまうから。

世界No.1コーチといわれるアンソニー・ロビンスの 青年時代のメンター=ジム・ローンのことばです。major, minorという単語を多義的に使った知性あふれる表現ですね。

効率が10倍アップする新・知的生産術〜自分をグーグル化する方法昨日(1/17)『効率が10倍アップする新・知的生産術〜自分をグーグル化する方法』 の著者で経済評論家の勝間和代さんの講演会に参加してきました。実践的でためになるお話のオンパレードで印象に残っていることは多々あります。その中で、もっとも大切に感じたのは、講演の最後に、「明日からできる5つのこと」としてお話された第1番目の項目です。

  • NOT TO DOリストをつくる
    つまり何をしないかを書き出すこと。

なにをしないか?を考えることは、ほんとうに大切なこと、ほんとうにやりたいことにフォーカスして時間とエネルギーを投入するために必須の作業だということです。

上述のご著書の巻末付録に、カラーページで勝間さんオススメの書籍やリンクがあります。(これは、参考になります!)その中でも、強く(★★★★★)推薦されていた自己啓発書の雄『7つの習慣』 の著者スティーブン・コヴィー博士にもこんなことばがあります。ジム・ローンのことば同様、とてもウィットに富んだ表現です。

“The main thing is to keep the main thing the main thing”
by Stephen R. Covey                    

もっとも大切なことは、もっとも大切なことをもっとも大切にすることである。

もうひとつご紹介しましょう。

“The key is not prioritize what’s on your schedule,”
by Stephen R. Covey 

もっとも大切なことは、スケジュール帳に書いてあることを優先させるのではなく、あなたの優先順位をスケジュール化することだ。

ぼくは年始に目標として 今年にやってみたいことの100を超えるリストを書きました。同様に、今年のTO DOリスト・夢のリストを作られた方は多いのではないでしょうか?でもそれだけでは不十分で、優先順位をつけることはもちろん

  • 今年は、どんな仕事や作業はしないか?
  • どんな習慣や考え方から遠ざかるか?
  • 誰とは付き合わないか?どんな会合に顔を出さないか?

も、あわせて考えることが大切なんですね。

“We can no more afford to spend major time on minor things than we can to spend minor time on major things.”
by Jim Rohn

付記:ちなみに講演で勝間さんが「明日からできる5つのこと」としてお話された第4番目は、 ”英語ともう少し向き合ってみる”でした。 このブログを最後まで読んでいただいたあなたは、 すでにそれを実行されたわけですね。おめでとうございます!(笑)

2008/1/29(火) 集団は賢い!

“We can be wise only together.”
by Margaret J Wheatley

 わたしたちは、力を合わせたときにだけ賢くなれる。

英語で人生を変える三浦さんの著書、『英語で人生を変えるで紹介されていることばです。アメリカの経営コンサルタント、マーガレット・ウィートリーのことば。

日本では、 『もしも、あなたの言葉が世界を動かすとしたら』原題は:”Turning to One Another: Simple Conversations to Restore Hope to the Future” というタイトルの本が翻訳されています。

冒頭のことばは、集合的無意識の確からしさ、あるいは、マスターマインドの力強さを表現したものだと理解しています。「集合的無意識」については、ウィキペディアの説明よりも
こちらのコラムが、断然理解を助けてくれます。
http://coaching.livedoor.biz/archives/18847943.html

前回ご紹介した、「効率が10倍アップする新・知的生産術〜自分をグーグル化する方法」の著者で経済評論家の勝間和代さんが今度は、経営コンサルタントの神田昌典さんと対談されるというので昨夜、またしても講演会に参加してきました。その対談の中で、お二人の言動から強く感じたのが、上記のことばへの確信。

神田さんは、座談を始めるにあたり、「みなさん今日はどんなことが知りたいですか?」と会場に質問されました。そして挙手した3人のリクエストから出てきた 一見バラバラのトピックをもとに、対談の構成を始めるという柔軟さとホスピタリティ。とくに最初の方の質問が素晴らしく、思っていた以上に深い話が聞けました。あらかじめ用意された台本ではなく、こういう「偶然性」に委ねる進行って、

  • 講演者が「場の豊かさ」や「場に集った人」を信頼していること
  • 「集合的無意識」を信じているがゆえ

なのだろうな、と感慨深かったです。そして勝間さんも講演の終わり近くで、こうおっしゃいました。「集団は(個人より)賢いと思います!」と。”わが意を得たり!”と膝を叩いた自分。そして、今日ブログに書こうと思ったのが、冒頭のことば。なにせ、ソフィーの洋書学部では、毎回のように、「場の豊かさ」と「集合的無意識の確かさ」を実感していますから・・・。

“We can be wise only together.”

2008/1/31(木) 「学習する組織」と「行動する組織」(1)

“A learning organization is a group of people who are continually enhancing their capabilities to create what they want to create.”
by Peter Senge

学習する組織とは、能力をたえまなく高めて、自分たちが望む未来を創ろうとする人々で構成される集団である。

昨日、ピーター・センゲ博士が初来日し、野中郁次郎先生とのドリーム対談がありました。
http://change-agent.jp/news/000117.html
ピータ・センゲは、「最強組織の法則」 や 「学習する組織」の著者。ピーター・ドラッガーとならび、企業経営論やリーダーシップの分野で「過去75年間でもっとも影響力のある」(ハーバード・レビュー)と称される経営学者です。

対する、野中先生は、紫綬褒章を授与された一橋大名誉教授で、経営学博士。「知識創造理論」や「暗黙知」ということばの生みの親です。

全体を通して、ぼくにもっとも響いた点をひとつだけ書きます。基調講演の中で野中先生は、アリストテレスが提唱した「フロネシス」という概念の重要性についてお話されました。「フロネシス」とは、prudence(賢慮)、practical wisdom(実践的知恵)と翻訳されることば。野中氏によれば、 リーダシップを発揮する場面において、そのフロネシスを発現する基礎になるのが、次の4つ。

  • 教養
  • 至高体験
  • 実践と伝統
  • 知の方法論

とりわけ、最後の「知の方法論」に触れられたときに、「知の方法論」は、「行為につながる方法論」でなければいけない。つまり、「組織が出す結論は、常にアクションであるべきだ」と強調されたのが、とても印象に残りました。

冒頭のセンゲのことばに絡めて言い換えると、学習する組織とは、お互いの能力をたえまなく高めて、自分たちが望む未来を創ろうと、行動で示す人々で構成される集団である。ということですね。

<つづく>

2008/2/1(金)「学習する組織」と「行動する組織」(2)

“The gap between vision and current reality is also a source of energy. If there were no gap, there would be no need for any action to move towards the vision. We call this gap creative tension.”
by Peter Senge

「いまの現実」と「めざすビジョン」の間のギャップ。「学習する組織」にとっては、このギャップこそが、エネルギーの源。望ましい未来を創造するための行動に駆り立てる強い張力となる。

お分かりの通り、センゲのいう「学習する組織」も、未来のビジョンに向けての行動が前提となっていますね。1/30のピータ・センゲ X 野中郁次郎シンポジウムでの野中先生のことば。「組織が出す結論は、常にアクションであるべきだ」

昨日のセンゲのことばに絡めて言い換えると、「学習する組織」とは、お互いが能力をたえまなく高めて、自分たちが望む未来を創ろうと、行動で示す人々で構成される集団である。ということですね。

そういう意味で、毎回洋書を読むだけでなく、個人の行動プランまで落とし込みをしているソフィーの「行動するための洋書学部」での「知の方法論」やメソッドはセンゲ博士や野中先生が要求する水準を満たす「学習する組織」になっているなあ。となぜか塾生であるぼくが、得意げな気持ちになって家路につきました。センゲはこうも言っています。

“We need to be the authors of our own life.”
by Peter Senge

たしかに、本をたくさん読んで学習するのは素晴らしいこと。ただし、私たちの人生においては、「読者」ではなく、自分たちが「著者」である必要がありますね。さあ、私たちの人生、どんな結末のストーリーを描きましょうか?

2008/2/8(金) 成長する環境

“I am I plus my circumstances. “
by Jose Ortega y Gasset

自分という存在は、「自分自身」と「環境」の総和である。

1/18の記事で、 NOT TO DOリストをつくる、つまり、なにをしないか、を考えることの具体的行動のひとつとして、誰とは付き合わないか?どんな会合に顔を出さないか?も、あわせて考えることが大切だと書きました。その理由が、上記のことばに集約されていますね。どんな環境から離れて、どんな環境に身を置くかが、その人の能力や成長に大きな影響を与えるからです。ぼくもソフィーという場に、通うようになってから英語に対する妙な心理的抵抗感がなくなった、と感じています。

オルテガは、今世紀前半に活躍したスペインの哲学者。代表的な著書『大衆の反逆』を、高校時代に意気がって読んだことを覚えています。そして、歴史小説の大家・司馬遼太郎も次のように書いています。

”人間の能力はそれが属している社会の質に影響される。”
  『人間の集団について』より

あなたにとって、自分の可能性を引き出し、成長させてくれる場所や環境はどこでしょうか?

“I am I plus my circumstances. “
by Jose Ortega y Gasset

2008/2/12(火) 人生を豊かにする比喩(メタファー)

“Metaphors can empower us by expanding and enriching our experinece of life. “
by Anthony Robbins “Awaken the Giant Within” (229P)

今日は、ソフィーが洋書学部の教材に使っている分厚い1冊”Awaken the Giant Within“から。『一瞬で「自分の夢」を実現する方法』という邦題で、本田健さんによる、抄訳も出版されています。1月7日のブログでご紹介したマーク・トウェインのことば。

10年もたてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる。 だから、はらみ綱を投げ放とう。安全な港から出帆しよう。

これは、人生を「航海」「船旅」に喩えていますね。そして2月1日のピーター・センゲのことば

“We need to be the authors of our own life.”

これは、人生を「1冊の本」に喩えています。

船のキャプテン、本の著者。ともに、”自分が人生の主人公である”という気概を感じる力強い比喩です。

どんな「比喩」(メタファー)やたとえ話を使うかが、一見複雑な概念の理解を容易にしたり、私たち自身のあり方・生き方に大きく影響します。そして力強い比喩は人生そのものを豊かにしてくれる、とアンソニー・ロビンズはいいます。だから、

“We must take charge of our metaphors.” (232P)
われわれは自分がどんな比喩を採用するかについて自分で責任を取らなければいけない。

ことばが思考を作り、イメージを作り そして現実を創るので、 ”目の前に大きな壁がある”とか ”八方塞がり”なんてことばを 安易に使うわけにはいきませんね。

“Changing one global metaphor can instantly transform the way you look at your entire life.” (234P)
なにげなく使っている比喩を変えることで、人生の見方が劇的に変わる。

最近、2度ほど、ご講演を聴く機会があり、「なるほど!」と思ったのが、夢実現ナビゲーターの佐藤伝さん。先日の紀伊国屋書店での講演後、会場からの質問「伝さんの、座右の銘を教えてください」に、「人生、一寸先は光」です、と応えられました。

またあるときの講演での名言。「人生は修行ではなく、遊行(ゆぎょう)なのです」宇宙の長い歴史に比して、われわれ人間はたかだか100年、地球に立ち寄らせていただいたに過ぎない。ならば、修行ではなく、修学旅行のように人生という遊行を楽しもうではないか、と。ぼくは、はたと膝を打ちました。そして、思い出したのが、アンソニー・ロビンズのことば。

“Changing one global metaphor can instantly transform the way you look at your entire life.”

あなたへの質問です。より素晴らしい人生を送るために、あなたは人生を何に喩えますか? 

“Metaphors can empower us by expanding and enriching our experinece of life. “
by Anthony Robbins “Awaken the Giant Within” (229P)

PS
アンソニー・ロビンズ研究室で以前 三浦さんが「人生のメタファー」についての記事を書かれています。
(2007/1/26-2007/3/2までの12回連載)
 http://www.sophy-ac.com/kenkyushitsu/anthonyrobbins/index.html

いろんな人の「人生の比喩」の多様性を感じることができ、読んでいてとても楽しいです。未読の方はぜひ!

2008/2/14(木) 人生の比喩〜『フォレストガンプ/一期一会』

“Life was like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.”
by ” Forest Gump”

人生は チョコレートの箱のようなものだったよ。何を手に取るか分からないからね。

前回のブログで、 力強い比喩は人生そのものを豊かにしてくれる、 とアンソニー・ロビンズのことばを引用しました。トム・ハンクス主演で、第67回のアカデミー賞主演男優賞をはじめ、6部門で受賞した 『フォレストガンプ/一期一会』で主人公トム・ハンクス=フォレスト・ガンプの 母親が口にするセリフ。フォレストは、人より知能は劣る*ものの、純真な好青年。周囲の人々の応援を受けて人生で数々の成功を収めていく、ヒューマンドラマ。

”開けてみるまで、人生で何を手にするかわからない”というワクワク感が素敵ですね。今日という日、バレンタインデーにちなんで。チョコレートの箱というメタファーをご紹介しました。

*gumpの意味は、コチラ
http://eow.alc.co.jp/gump/UTF-8/?ref=sa

“Life was like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.”
by ” Forest Gump”

2008/2/20(水) 人生の比喩(2)〜スポーツ編〜

“Golf without bunkers and hazards would be tame and monotonous. So would life.”
by B.C Forbes

バンカーやハザードのないゴルフは、単調で退屈に違いない。人生もそうだろう。

B.C.フォーブスは、アメリカの一流経済誌『Forbes』の創刊者。前々回の質問「より素晴らしい人生を送るために、あなたは人生を何に喩えますか?」を受けて、人生をスポーツにたとえた表現をご紹介します。

これは英語のテキストが探せなかったのですが、人生はフットボールという比喩もありました。第26代アメリカ合衆国大統領のセオドア・ルーズベルト*のことばです。ルーズベルトが大のスポーツ好きだったことはよく知られています。

人生もフットボールも原則は同じだ。ラインに向かって突っ込め。ファウルするな。ボールから身をかわすな。ラインに向かって突っ込め。

巨人から阪神タイガースに移籍した昭和54年のシーズンで22勝をマーク。最多勝利投手になった元プロ野球選手の小林繁

人生のバッターボックスに立ったら、見送りの三振だけはするなよ。

BCフォーブスがゴルフ好きだったかどうかは、定かではありませんが、人生そのものを、本人が夢中だったり、熱意を傾けているものに喩える、という点では共通していますね。

“Golf without bunkers and hazards would be tame and monotonous. So would life.”
by B.C Forbes

2008/3/16(日) Start Small〜梅田望夫さんの新刊から

“World-changing things always start small. The ideal project is one where people don’t have meetings, they have lunch. The size of the team should be the size of the lunch table.”
by Bill Joy

ウェブ時代 5つの定理土曜日は、梅田望夫さんの新刊 『ウェブ時代 5つの定理』 の新刊記念講演に行ってきました。梅田望夫(もちお)さんは、こんな方。 今回は、”ウィキペディア”ではなく、 ”はてな”をリンクしておきます。(笑)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C7%DF%C5%C4%CB%BE%C9%D7

ご著書の『ウェブ進化論』を読んで以来、 ぜひ生で見たい!と思っていた 著者だったので、嬉しかったですね。IQの高さとEQの豊かさが、 両立し、”集積されている”顔相とでもいいましょうか(笑) 本の裏表紙のお写真通りの笑顔の素敵な先生でした。

講演は、 いわゆる”シリコンバレー”のパワーメイカーのたちのことば、 本に引用した中から10の名言を厳選して、 それをカウントダウンしながら梅田さんの切り口で 説明を加えるという進め方。ぼくには、 梅田さんが第9位に挙げられた冒頭のことばが、一番響きました。

”世界を変えるものも、常に小さく始まる。理想のプロジェクトチームは、会議もせず、  ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ。”( ビル・ジョイ)

その他さまざまな名言が、出版元の文芸春秋のHPで読めます。 すばらしいリンク集です。ずうずうしい表現をあえて使わせていただくと、まさに 「ことばのたから箱 シリコンバレー版」(笑) 壮観です。
http://www.bunshun.co.jp/umeda_web/umeda_link.htm

ちなみに、ビル・ジョイはこんなひと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4

  • 世の中によい兆しを起こすこと
  • 人類を進歩させる発明
  • 歴史を変えるような変革

最初は、”ランチテーブルを囲む程度”の何人かの「想い」からはじまっているんだなあ、といまさらながら、しみじみしました。そして、ソフィーのものがたりも。
http://sophy-ac.com/thelifefield.html

“World-changing things always start small. The ideal project is one where people don’t have meetings, they have lunch. The size of the team should be the size of the lunch table.”
by Bill Joy

2008/3/26(水) 
人生の比喩(3)〜カードの切り方〜

“Life is like a game of cards. The hand that is dealt you represents determinism; the way you play it is free will.”
by Jawaharlal Nehru

「人生はカードゲームに似ている。配られた手は決定論を意味し、どう切るかはあなたの自由意志である。」
 ジャワハルラール・ネルー

41RojAfyZ9Lネルーはインドの初代首相をつとめました。カードで繋がったのが、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の公認会計士・山田真哉さんの新刊『食い逃げされてもバイトは雇うな』 なんて大間違い 禁じられた数字<下> の中でこんなお話。(117P〜)

山田さんによれば、時代は、工業化→情報化の過渡期にあり、計画通りの生産・計画通りの事業はもはやありえない。これからは、「計画性」よりも 、環境の変化に対応できる「柔軟さ」や「スキル」をもつこと が大切だと説きます。そして変化に対応するために、選択肢の多様さをもつ

変化の岐路ごとに進むべき道はひとつではない。 常に多様な選択肢を用意し、 自分の環境に応じてベストだと思うものを選択すること。

つまり、長期の展望や「計画性」よりもしかるべきタイミングで使える「カード(切り札)」をいくつ持っているかが問われる時代になったと。そして、どのタイミングでどう切るかは、冒頭のネルーのことば通り、「自由意志」ですね。

ぼく自身も、ここ数年手持ちのカードを増やそうと意識的に学びの場に時間と費用とエネルギーを投下してきました。いつ、どのカードを切るか?「現状維持」 「信念」 「保留」「で、どーすんの、どーすんのオレ?!」まさに今、テレビCMのオダギリジョーの心境です。(笑)

“Life is like a game of cards. The hand that is dealt you represents determinism; the way you play it is free will.”
by Jawaharlal Nehru

2008/4/10(木) 人生の比喩を豊かにするには

“Changing one global metaphor can instantly transform the way you look at your entire life.”
by Anthony Robbins

Awaken the Giant Withinソフィーの洋書学部でも教材にしている アンソニー・ロビンスの“Awaken the Giant Within” の234pにある表現です。これまでに何度かにわたって、人生を豊かにする比喩と それにまつわることばをお伝えしてきました。今回は

  • 人生のメタファーを考えたことがない方
  • 自分の中で、しっくりくるたとえが見当たらない方

に朗報です。見方ががらりと変わるお話ですよ。人生を何にたとえるか?数多くの名言を集めて感じたこと。ゴルフ・野球・文学・映画・舞台・・・人生を何にたとえたものであれ、語り手がほんとうに好きなこと、 情熱を抱いているものにたとえられていることが多い、という事実。だとすれば、あなたが、子供の頃やこれまで生きてきた中で

  • 大好きだったこと
  • 時間がたつのを忘れて熱中したこと
  • 苦労してもやり遂げた時に嬉しかったこと
  • 情熱をもって取り組んでいること

は何だったかを思い出してみましょう。そして あなたが思い出した「そのこと」と「あなたの人生」の 共通点・類似点をいくつか見つけてみましょう。そして、「そのこと」をあなたの人生の比喩として採用すればよいのです!

いかがですか?一瞬で見方ががらりと変わるお話、先日、 洋書学部に参加したときに、ソフィーのスタッフの棚橋さんが気づかせてくれたのでした。実は、アンソニーには、もっと端的なことばもあるんですよ。

“Metaphors can transform us instantly.”
by Anthony Robbins

2008/4/15(火) 人生の大いなる喜び〜祝2000本安打

“The great pleasure in life is doing what people say you can’t.”
by Walter Bagehot

”おまえには出来ない”って言われた事を成し遂げることに人生の大いなる喜びを感じる。
 ウォルター・バジョット

阪神タイガースのアニキこと金本知憲選手が、4月12日に2000本安打を達成しました。そのときに思い出したのが、上記のことば。日本のプロ野球史上37人目。上位には、王貞治・長島茂雄・野村克也といった球史にのこる名選手がきら星のように並んでいます。

いまでこそ阪神の4番バッターですが、91年にドラフト4位で広島入りしてからの金本選手の最初の数年は2軍生活とレギュラーを行ったりきたり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%9C%AC%E7%9F%A5%E6%86%B2

翌朝4月13日のスポーツ新聞には、当時の彼を知る監督・コーチの談話が多数載っています。

山本浩二・元広島カープ監督

”入団してきたころは、正直レギュラーは難しいかなと思ったくらいだ。”

苑田スカウト

”彼には失礼ですが、正直ここまで大成するとは思いませんでした。”

02年にFA宣言した金本選手を口説き落として

 ”プロに入ってきたときは、ガリガリでケガばっかりして相手にされなかったけれども、しっかりと自分の目標を持って体を鍛えて、一生懸命にがんばればこうなれるという、お手本のような選手”

アニキの偉業に寄せて、遠い昔、まわりから無理だといわれたこと、そしていまでもやりたいと思っていることを何か一つくらい意地になって成し遂げてみたいとも思いました。

“The great pleasure in life is doing what people say you can’t.”
by Walter Bagehot

2008/7/7(月) 星を見上げて・・・

“Two people live in the same prison. One sees bars; the other stars. Don’t leave. Bloom where you’re planted.”
by Robert H Schuller, from “Success is never ending,failure is never final.”

今夜は七夕というのに、少なくとも東京はまだ梅雨ぞらです。それでも雲の間から、星が見えるかもしれません。

(私訳)
同じ牢獄に閉じ込められている2人の囚人がいます一人は窓の鉄格子を、一人は空の星を見上げています。そこから逃げてはいけません。いまいる場所であなたの花を咲かせなさい。

「いまある現実のどこに目を向けるか」の大切さを平易に見事にたとえた名文だと思います。いま置かれている環境や状況のうち、自分を束縛するもの、自分を制限するもの、目先の問題にばかり意識を向ける人。同じような状況にあっても、 もう一方の人が見ている現実のすき間から、いまの自分の可能性、自分の気持ちを明るくしてくれることがら、遠くに見えている希望の光に意識を向ける人。

おのずと、見える世界は違ってきます。引き寄せる現実も違ってくるはずです。見上げてみましょう。目線を上げてみましょう。あなたには、星の輝きが見えていますか?星のささやきが聞こえていますか? 大空、そして宇宙の鼓動を感じていますか?

今年も既に半分が過ぎました。夢に向かって目標に向かって最高の人生を生きている方も、ご自身の「困難」や「悲しみ」や「トラブル」を乗り越えられ、ようやく光のさす方向に歩まれはじめた方も一向に先が見えない、進むべき方向がわからないと手探り状態の方もあるいはひょっとするとこれから人生の「チャレンジ」や「艱難辛苦」に立ち向かわれる方もいらっしゃるかもしれません。

どうぞ、いまいる場所で星を見上げてくださいね。そして、今いる場所で、ぜひ花を咲かせてくださいね。あなたには、あなたにしか咲かせられない花があるのです。

“Two people live in the same prison. One sees bars; the other stars. Don’t leave. Bloom where you’re planted.”
by Robert H Schuller

2008/7/11(金) 本を読むということ

「読書を続けて、積み上がった本の数だけ、その上に立つ自分は 世界を遠くまで見れるようになるんだ。」
茂木 健一郎

「東京国際ブックフェア」というイベントをご存知でしょうか? 今年で実に15回目を迎え、会期中には、愛読家の方が多数つめかけるビックイベントです。
http://www.bookfair.jp/

昨日のオープニングの基調講演は、脳科学者にして、人気番組 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の進行役をつとめる茂木健一郎さん。『本の流通は脳に始まり、脳に終わる』というテーマ
http://www.reedexpo.co.jp/tibf/seminar/index.html

その中で、茂木さんがお話され、とても印象的だったのが冒頭のことば。

「読書を続けて、積み上がった本の数だけ、その上に立つ自分は 世界を遠くまで見れるようになるんだ。」

話しことばだったので一字一句は正確でないかもしれません。あまりに素敵だったのでぜひ「ことばのたから箱」で紹介したいと思いました。

そして講演後、質疑応答がありました。

Q. 地方で特に進んでいる、「知のデフレ化」をどう食い止めるか?
 (例:書店に並ぶ本のバリエーションがだんだん少なくなってきていることなど・・)

という会場からの質問に対し

  • 仲間をつくること
  • 同好の士を結びつけるシステムを作ること
  • 仲間が集える「場」を作ること

とお答えされました。3番目の「場を作る」には、”空間を提供する”という意味だけでなく、 「場」の醸成という点も含んでのことだとぼくは、理解しました。そう考えると、長岡を拠点にソフィーが 今やっている学習のメソッドと場の作り方ってすごく時代の先端を行ってるし、これからの時代に求められている活動なのだと感じました。

「読書を続けて、積み上がった本の数だけ、その上に立つ自分は 世界を遠くまで見れるようになるんだ。」
茂木 健一郎

2008/7/17(木) 
モデリングと本歌取り(1)

“We are all in the gutter, but some of us are looking at the stars.”
by Oscar Wilde

(私訳)

わたしたちはみんな、排水溝の中にいる。そのうちの幾人かが、星に目を向けているのだ。

前回ご紹介した「東京国際ブックフェア」会期中に約7万人の方がつめかけて、大好評のうちに終了したそうです。
http://www.bookfair.jp/

その基調講演 『本の流通は脳に始まり、脳に終わる』の中で、脳科学者の茂木 健一郎さんが引用されたのがオスカー・ワイルドの ことばです。オスカー・ワイルドはイギリス・ヴィクトリア朝時代の著名な作家。
http://tinyurl.com/6b766e

こういう文脈でした。「日本は”知のデフレ化”が加速し、年々書籍を取り巻く状況が厳しくなっていて、出版関係者・教育関係者から多くの悲観論が聞かれます。」しかし、茂木さんは続けます。 「ぜひ、楽観回路を開いてほしいのです!」

「楽観回路:
いま客観的に置かれた状況よりも、間違いなく”未来は明るい”と
信じる脳力。これが脳が生き生きと働かせるための必要条件なのです。」

そして、引用されたのが、オスカー・ワイルドのことば。よく見るとワイルドのこのことば、 以前、7月7日にご紹介したロバート・シュラー博士の英文と表現や着想が似ていますね?

“Two people live in the same prison. One sees bars; the other stars.”

ぼくの仮説でしかないのですが、教養あるロバート・シュラー博士のこと「2人の囚人」の文章は、おそらくかつて読んだオスカー・ワイルドの一文にインスピレーションを受けたのでは? と茂木さんの講演を聞きながら感じました。

そこで、繋がったのが、 ”モデリング”と”本歌取り”ということば。

心理学やNLP(神経言語プログラミング)では、「お手本となる人物や理想的な参考材料を見つけ出して、そのマネをすることで、お手本と同じような優れた結果・パフォーマンスを生み出す方法や技術」をモデリングとをいいます。名文を何度も書き写す文章上達法や、歴史上の名スピーチを繰り返して覚える弁論の練習法も、れっきとしたモデリングの一種といえます。

そして実は、日本にも古来から「本歌取り」という すぐれたモデリングの文化があるんですね。

(つづく)

“We are all in the gutter, but some of us are looking at the stars.”
by Oscar Wilde

2008/7/28(月) モデリングと本歌取り(2)

“What I love the most about modeling is that it opens you a lot of different doors of opportunities and takes you to many different places.”
by Karolina Kurkova

前回、シュラー博士のこのことば、

“Two people live in the same prison. One sees bars; the other stars.”

が、茂木健一郎さんが講演会の中でご紹介された オスカー・ワイルドの名言

“We are all in the gutter, but some of us are looking at the stars.”

を踏まえた知的引用ではないかというぼくの仮説に基づいて、NLPの”モデリング”のお話をしました。そして実は、日本にも古来から 「本歌取り」(ほんかどり)という 有名な古歌(=本歌)の1フレーズを自分の句に引用して歌を詠む すぐれたモデリングの文化があるんですね。たとえば下記は、超一級の歌人が、超一流の歌をモデリング(本歌取り)した一例です。

<本歌取りの句例>
 春日野の 若紫の摺り衣
 しのぶの乱れ かぎり知られず
  - 在原業平(ありわらのなりひら)*1 「新古今和歌集」 -

  【私訳】
   奈良の特産の若紫で摺った衣のように
   お美しいあなたをお見かけして、
   私はあなたへの恋心でとても乱れております。

<本歌>
 みちのくの しのぶもじすり 誰れゆえに
 乱れそめにし 我ならなくに
 - 源融(みなもとのとおる)*2 「古今和歌集」 -

  【私訳】
   みちのくの特産の「しのぶもぢ摺り」の模様のように、
   私の心は乱れています。
   誰のせいでしょうかね。私のせいではないですよ。
   あなたに恋心を抱いたからですよ。

*1:在原業平(ありわらのなりひら) 六歌仙の一人
*2:源融 (みなもとのとおる)=河原左大臣 嵯峨天皇の皇子で、仁明天皇の異母弟

ちなみに、「みちのくの〜」を本歌とする多数の派生歌が下記リンクで紹介されています。
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/tohoru.html

日本の歌人たちは、こういった形で過去の名歌に学び、名歌をモデリングし、詠い手としての技術を高めていったことがよくわかりますね。

誰か偉大な人物にあこがれたり、何か理想的なお手本を探し出してそのよいところや本質的な部分をマネること。もし私たちが ゼロから始めるよりもより早くより確実に優れた結果やパフォーマンスを生み出すことができるとしたら・・・。

”モデリング”というのは、私たちが今ある自分とは違った自分になる可能性の扉を開いてくれたり、短期間のうちに今いる自分の場所とは違う基準や高みに連れて行ってくれる効果的な手法といえますね。

“What I love the most about modeling is that it opens you a lot of different doors of opportunities and takes you to many different places.”
by Karolina Kurkova

【私訳】

私がモデルというお仕事の何が一番好きかっていうと、たくさんのチャンスへの扉を開いてくれたり、自分たちを色々と違った場所へと連れて行ってくれることなの。

カロリナ・クルコヴァはチェコ出身のスーパーモデル (著作権の関係でリンク控えますが、ぜひ目の保養にスーパーモデルKKの画像も探してみてください。)ですので、Karolinaのいう”modeling”は、 NLPや心理学の「モデリング」のことではなく、「モデルというお仕事」のことです。念のため。(笑)

2008/8/18(月)【夏休みの宿題】 次の穴埋め問題に答えてください

いやあ、残暑とはいえ東京はまだまだ暑いです。ふるさとに帰省されている方も多かったのでしょうか?お盆休みで人の少ない電車に乗っていたら、とても面白い広告をみました。

穴埋め問題です。■に入ることばを考えてくださいね。

■不足
熱帯■
■ルマ
■■■ス

人は空白があるとそれを埋めようとする意識が働く 心理学でいう 「ゲシュタルト」を利用した広告ですね。で、

「寝」
「夜」
「ノ」
「ストレ」

と入れた方、お疲れじゃありませんか?(苦笑) というスタミナ・ドリンクの広告でした。特に最後の ■■■スは、順列組み合わせで考えると解答の可能性が無限にありますよね。

アルプス
イギリス
ウグイス
エアバス
オニキス
・・・・
ワックス

スで終わる4文字のカタカナことばは本当に、本当にたくさんあるのに、
寝不足
熱帯夜
ノルマ
と意識が、この方向に向かい始めると、すべての可能性を閉ざし無数の選択肢を意識的に排除して「ストレス」と思わず回答してしまう。

最後の一問、 ほとんど誘導のように思えますが・・・ これ、笑えないです。つまり人間の意識が一度ネガティブな方向に 向かい始めると際限のないことの怖さを示しています。「マイナス意識の掛け算」このせいで、自分が持っている すべての可能性や選択肢を自らの手で閉ざしてしまう。ロバート・コリアーという成功哲学の古典的作家にこんなことばがあります。 http://tinyurl.com/5db2nx

“There is little difference in people, but that little difference makes a big difference. That little difference is attitude. The big difference is whether it is positive or negative.”
by Robert Collier

人の能力にはさしたる差はない。しかしわずかな差が大きな違いを生む。そのわずかな差とは態度である。ポジティブな態度であるか、ネガティブな態度であるかが大きな違いをもたらすのだ。

<追伸>
冒頭の質問にみなさん何と解答されましたか? ちなみにぼくは、 「水不足」「熱帯魚」「カルマ」「ロマンス」でした。 無意識は何を期待しているのでしょうね。(笑)

2008/9/10(水) 
幸せを感じる秘訣

Happiness realizes only when shared.
from “Into the Wild” by Jon Krakauer

幸せは、人と分かち合ったときにのみに叶うもの。

最近、思わず歓声をあげたくなるような、嬉しい日々が続いています。

  • 友人・知人の本がベストセラーになったり、
  • 仲間が講演デビューをしたり、
  • 親しい友人にはじめての本の出版が決まったり、
  • 友人の一世一代のプレゼンテーションが採用されたり、
  • 長らく仕事で悩んでうつ気味だった友人が、よりよいキャリア、よりよい職場に転職できたり、
  • 友人が暖めていたプロジェクトに気前よく資金を出資してくださる投資家があらわれたり、
  • お世話になった方に待望の赤ちゃんが生まれたり、
  • 旅先で倒れて、一時は生死をさまよっていた方が 手術後奇跡的に回復されて、先日一緒に祝杯をあげたり。

などなど・・・。ぼくのまわりで、思わず歓声をあげたくなるような、幸せの連鎖が続いています。

ハリウッドの名優ショーン・ペンが監督した映画 「イントゥー・ザ・ワイルド」Into the Wild が先週 劇場公開されました。ジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクション 『荒野へ』の映画化です。
http://tinyurl.com/2px9k3

こんな、映画です。
http://cinesc.cplaza.ne.jp/db/review/mo6000/

ストーリーをかいつまむと、1990年、大学を優秀な成績で卒業し、将来を有望視された主人公クリスは、 家族に何も告げず一人旅に出ます。真の自由や幸せに憧れ、米国中西部を放浪する彼は、さまざまな人々と出会い、1992年に最終目的地のアラスカにたどり着く。その彼がアラスカで謎の死を遂げるまでを描いた青春映画です。様々な人と出会いながら旅を続ける主人公のクリス は最後に悟り、こんな走り書きを残します。

“Happiness realizes only when shared.”
幸せは、人と分かち合ったときにのみ、実現する。

これ、ほんとうに実感です。何年か前までのぼくは、人の成功や達成を表面的には、喜びながら どこか、「嫉妬」「羨望」や「自分の境遇を恨む」 気持ちがありました。

  • なんで彼は、彼女はこんな多くのものを持っているのだろう
  • なんで、コイツだけが一人勝ちするんだ
  • なんで、この人はこんなに幸せなのに、自分は・・

誰かに幸せが訪れると、自分の所には回って来づらくなるどこかでそう考えていたんですね。でも、 仲間を応援し、人が成長していく姿、仲間が夢や目標を達成していく姿に素直に喜べるようになると、ぼくの中に幸せな気持ちが広がっていくのを感じるのです。そして気づいたのです。

自分の周りにいる人、自分とご縁のある方に、 いいこと素敵なことが起こっているというのは、 同じ周波数で引き寄せられた、 自分にもそういうことが起こる 「きざし」「前ぶれ」の ようなものなのだなあ、と考えていくと とても幸せな気持ちが広がってきます。

なんか、自分のところに 「幸せのおすそ分け」が回ってくる予感 といえばいいでしょうか?だから、もし、あなたの周りの方にいいことが 起こったらぜひ一緒に喜んでください。あなたにも、もうすぐ「幸せのおすそ分け」が まわってくるタイミングなのです。

万一、今ひとつもいいことがなくて、不運のどん底で「幸せな思いをしているのは、あの人ばかり」だと感じたら、まずは、”幸せなあの人”が目についた自分を喜んでください。あなたの「不運」や「不幸」は底を打って、運気好転、幸せな方向に向かう「きざし」なのかもしれません。

あなたにとって、これからの人生が、毎日、毎朝が、歓声を上げていく 日々になりますように!よき日々の旅を。

Happiness realizes only when shared.
from “Into the Wild” by Jon Krakauer