先延のばしの癖は直せる?苦手な家事で実験してみた。

こんにちは。長岡校の武田です。突然ですが、手をつけるのがおっくうなことはありますか?私は家事全般が苦手です。中でもついつい後回しにしてしまうのが食器洗い。できればやりたくありません。夫と家事はなんとなくは分担しているのですが、シンクにたまった食器を見るたびに気分は落ち込みます。今読んでいる”The Now Habit”の内容を用いてすぐに片付けられるようにならないかと思い、実験をしてみました。

”The Now Habit”はどんな本?

”先延ばし”の習慣の改善方法が書かれています。先延ばしをしてしまうのは、その人の性格だと思っていませんか?この本では、「不安」から自分を守るために自己防衛策として先延ばしをしてしまうことがあると示されています。先延ばしをすることと不安の関連性がぱっと思いつかないかもしれません。

完璧なものに仕上げてから出さなければないという考えを持っている場合、「100点の仕事ができなければどうしよう」という不安が襲ってくるというのです。皿洗いに関しても、やるなら完璧にしないとな・・・と思っていたことがなかなか手が出ないことも一因なのではと気づきました。

本の詳細が気になる方は、こちらをご確認ください。

なぜ皿洗いをしたくないのか

改めて、なぜ皿洗いをしたくないのかを考えてみました。

1.目的意識がない

職場で食器洗いをすることは多々あります。よく考えてみると仕事中の食器洗いを嫌だと思っていないことに気づいたのです。生徒さんやスタッフにはきれいな食器を使ってほしいという明確な目的意識があったんです

自宅だと食器は洗うものでなんのためにやるなんて考えてもみませんでした。きれいなキッチンの方が明らかに気持ちがよく、自己嫌悪感を抱くことがないので①キッチンの清潔さを保つこと、②夫との小さな衝突(どっちが洗うか問題)を防ぐことを今回の実験目的にしました。

2.全部やらなきゃいけないという思い込み

二人暮らしなのですが、気づくと何でこんなに皿が・・・?というくらいシンクに皿がたまっておりげんなりすることもしばしば。部屋の掃除も苦手なのですが(皆様すでにお気づきかと思いますが、典型的なずぼら人間です)、やりだすとこれもやりたい、あれもやりたいとなって収集がつかなくなるタイプ。やりだしたら、そのときに全部やりきらなければならないと思い込んでいたのです。やりたくないとおもっても、数枚でも洗えばいつか終わりが来ます。少しでもいいからとりあえずやってみるという姿勢が大切だということがわかりました。

実は食洗機の導入をまず一番に考えたのですが、キッチンにスペースがなく断念。

ちょっとずつでもやろう!という気持ちになるように、今回はシンクの前を通り過ぎる度に5つ食器を洗うことにしました。

始めれば、終わりが来る

想像以上に5枚だけ洗うのは、すぐに終わりました。
あぁ、めんどくさい・・・と思うことはあります。そんなときにはまずは一枚だけでも洗おう!ととりあえずやってみると、もう少しやってみようかなと思うようになりました。

”The Now Habit”の中で、先延ばしをしないためのコツの一つとして”Keep starting.”があげられています。要は、やり始めれば終わるということ。

やり始める前に言い訳ばかりを考えて結局やらないということはやりがちだな、とこの部分を読んだ時にはっとしました。食器を洗い始めればいつかは終わるので、まずは行動することが大切だということに気づきました。

徐々にではありますが、シンクに皿がたまりにくくなり、皿洗いに対するネガティブな気持ちが薄くなりました。きれいなキッチンは気持ちがいいです。小さな変化ではありますが、日々の生活の中で常にまとわりついていたもやもやを1つ取り除くことができたので、心に余裕ができました。

まとめ

今まで嫌いなことを先延ばしにしていたのは自分の性格のせいだと思い込んでいたのですが、”The Now Habit”を読むことにより、意識を変えれば先延ばしの習慣を断ち切れることに気づき、実感しました。できない自分に自己嫌悪感を募らせていたのですが、「不安」を取り除けば前にすすめるという私には全く新しいアプローチが展開されており、非常に興味深く読むことができました。

私が取り入れた手法以外にも、”The Now Habit”には先延ばしの習慣を断ち切るたくさんのアプローチが詰まっています。

「なんだか先延ばしにしてしまう」と感じている方は是非読んでみてください!

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